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2005年08月31日

ケープに向かったその訳は

そう言えば、なんかこっち方面(アフリカ西岸)の地図が
あったような気がするんだけど。

――これか。


アクセサリー

アフリカの装身具ですって。
歴史的に価値があるものかどうかはわからないけど、
この辺りはけっこう資源が豊富だから、
ひょっとしたら高価なものが見つかるかもね。
金とがダイヤとかがちりばめられてたりして。
よし、アフリカ土産にはちょうどいいわ。
これをサクッと見つけて、その足でケープに向かいましょ。


さくっ

おぉっ?
思った以上に高価そうな首飾りが出てきたわ。
って、材質はビーズか。
なんか、見た目と中身が一致しないようなきがするんだけど…。
ま、いいか。
ビーズの首飾りの方が、アフリカ~って感じがするから、
お土産としてはこっちの方がいいかもね。
それにしても、ズールーって『楽園の民』って意味だったのね。
なんかズールーっいうと"戦闘民族"ってイメージがあるんだけど…。
わたしの勝手な思いこみかな。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、今回のアフリカ遠征の目的地、ケープに着いたわ。
なんだがずいぶんと賑わってるわねぇ。
あぁ、ダイヤが安いのか。
なるほどね。
わたしもついでだから、買っておこうかしら。
3つほど。

でもね、ケープに来た目的はこれじゃないのよ。
わたしが欲しいのは、ダイヤじゃなくてお仕事。
そう、これ。


いつもの

わたしにとっては、今やお馴染みとなったお仕事。
ケープに立ち寄った際には、必ずこれをやってるわね。
でも、そんないつものお仕事に、
こないだからとってもお得なおまけがつくようになったのよ。
期限もないし、仕入も楽だし、お金もそこそこ貰えておまけまでついてくる。
ホント、おいしい仕事よね、これって。

さ、お仕事を請けたら、さっさとセビリアに向かうわよ。


それにしても、相棒の船(フリゲート)は速いわねぇ。
今回はあまり物を買ってないから、
食料と水を大量に積めるって言ったって、
ケープからカーボヴェルデあたりまで、
無寄港でやってこれるんだから、たいしたもんだわ。
わたしも、だんだんサムブークに乗りたくなってきたわ。
あれもかなり早いし、物も積めるしね。

と、なんか海賊に絡まれたわ。
どーせまたいつものウザい野良海賊でしょ。
って、あれ?
なんか見たことのない名前の海賊ね…。
ひらがなが2文字で。
あー、これってひょっとして、PK海賊ってやつ?
そっか。PK海賊か。

…ん?

PK海賊!? しかもガレアス!?


迫り来る超モジャス

ちょっとっ、冗談じゃないわよっ。
あんな重そうな船が、なんで帆船より速いのっ!?
「逮捕します」とか言っちゃってるし。
こっちには逮捕されるような覚えはないっつーの!

あ~、これは逃げ切れそうもないなぁ。
…接舷された。
全滅を覚悟するしかなさそうね。
…あ、そう言えば今日はわたしが旗艦じゃなかったんだっけ。
よし、これはチャンスっ。
相棒~、今のうちに逃げて~。ヾ(* ̄0 ̄)ノ


ふぅ。
とりあえずこの瞬間はしのいだわ。
でも正直、アレにまとわりつかれたらいつまでも逃げ切れないわね。
ここはひとまず、カーボヴェルデに逃げ込むしかないか…。
消耗戦か、にらみ合いか…。
どっちも避けたいところではあるけど。

…あれ?
見逃してくれた…?
ふぇ~。 ヽ(´o`;)ノ
なんかよくわかんないけど、助かったわ…。

考えてみれば、カーボヴェルデ以南でPK海賊に会ったのは、
これが初めてなのよね。
…完全に油断してたわ。
やっぱ、ラスパルマス―カーボヴェルデ間は世界有数の危険地帯ね。
こんどからちゃんと気をつけなきゃ。

ところで、どこの海賊さんだったかしら。
…とっさすぎて、確認するのを忘れてたわ。
確か旗が青かったと思うから、
ポルトガルかフランスだと思うけど…。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


とまぁ、途中でアクシデントもあったけど、
なんとか無事にマディラでサトウキビを仕入れて、セビリアに入港。
首を長くして待ってる酒場の親父さんに、
注文の品を届けてあげたわ。


目的の品

これが今回の遠征の目的。
『食料品仕入発注書』かける12。
相棒の分ももらって、24。
これがあると、料理を作るのが格段に楽になるのよね~。
できれば『香料仕入発注書』もあると、
クスクス作りにとっても役に立つんだけど、
誰か入手方法知らない?

ねぇ船乗りさん。あなたはご存知?


アルバは怖い

…いや、そんなこと聞いてないわよ。
まぁ、攻め込んできたらやっかいだとは思うけど。
でも、その時はライザ様が何とかしてくれるんでしょ。
あんまり心配してないわ。

でも、なんだか不穏な空気が漂ってきたわね。
ひとまずロンドンに帰りましょうか。
ここで適当なお仕事を探して、ね。


恐ろしいって…

…なんか相棒が、変な依頼を見つけたって喜んでるわ。
恐ろしい女…? イングランドに…?
失敬な。あそこは紳士と淑女の国よ。
もっとも、そう呼ばれるようになるのはもっとずっと先のことだけれど。
まぁでも、誰のことを言ってるのか、気にはなるわね。
ある意味恐ろしい女と言えば、ラのつく人だけれど。

とりあえず、出航所役人さんね。


納得

あぁ、うちの女王陛下のことか。
まぁ一国の王だしねぇ。
そりゃ恐ろしい面もあるでしょうよ。
わたしたち庶民とは別次元のプレッシャーの中で生きてるんだから。
それにしたって、
かなり怯えている様子って、いったい何をしたのかしらね…。

ロンドンの出航所で女王のことを調べて欲しい、か。
これでも一応、お会いしたことがあって、
名前も憶えていただいてるんだけどねぇ。
ま、イスパニアの大使さんが何をやらかしたのか、
それなりに興味はあるわね。
OK、その依頼、引き受けるわ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


そんなわけでセビリアの港を出ようとしたとき――


タイミングばっちり

わざわざ遠いところまで、ご苦労様。
ちょうどいいわ。
さっきの依頼のこと、陛下に直接聞けるかも知れないわね。
よしっ、超特急でかえりますっ。 (^0^)ゞ

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年08月31日 13:19

コメント

ケープからの帰還お疲れ様でした('◇')ゞ
本当にラスパルマスカーボヴェルデ間は、PKの巣窟と化してますよね。
本当に無事に戻ってこれて何よりです。

投稿者 カイスト : 2005年09月01日 02:29

カイさん先日はどうもでした~

しかしまあ、無事でよかったね~
接近に気づかなかったのは痛恨のミスだったけどね・・・
どこから出てきたんだろう??
ホントぎりぎりのタイミングで生還!
九死に一生スペシャルに出れるくらいじゃないかなぁ(笑)

投稿者 相棒 : 2005年09月01日 11:57

>カイストさん
PK海賊の巣窟って言われるわりには、
今まで被害にあったことがないんですよね。
わたしがイングランド人だからかもしれませんが。
今回のことで、やっぱり危ないんだと思い知りました。(笑

投稿者 ナナリー : 2005年09月01日 18:42