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2005年06月21日

鎧の主はどんな人?

今日はフォクトさんより素敵なお誘いがあるとのことで、
リスボンの酒場に集合したのは、
ジェノヴァ合宿以来、お馴染みとなったこのメンバー。


いつもの5人

どうやらフォクトさんが冒険者ギルドでいい話を見つけたらしく、
それをわたしたちにも紹介してくれるというのです。
あんたいい人だぁ。
ホント、いつも助かっております。

んでは、全員集合したところで、
さっそく冒険者ギルドに向かうことにしましょう。


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フォクトさんに紹介してもらったのは、こんな依頼。


遺品を探せ

聖人となった王様ねぇ。
マルセイユってことは、フランスの王様なのかな。
フランス王の遺品を探してくれって、
ポルトガルの冒険者ギルドに頼むのもどうかと思うけど…。
やっぱアレかしらね。
航海者、冒険者の国家として名が通ってるから、
探し物ならこちらへどうぞ、って感じなのかしらね。

まぁ、なんにしてもおいしい話なら請けない手はないわ。


船も大きくなった

久しぶりのフル艦隊で向かうのは、
フランスの中心都市マルセイユ。
聖人のことは司祭様に聞けってね。


ゼブラなお船

と、地中海に入る前に、ちょっとセビリアに寄港。
ちょうど大海戦の終了直後ということもあって、
多くのイスパニア人がこの首都に帰ってきてるみたい。

そんな中、セレさんが酒場でなにやら大変な物を見たと叫んでおります。

おぉっ? なにか面白いものでもあるのかな?
昨日は "道化 de Night" やってたんだけど、
今日はいったいなにかしら。
オラ、すっげぇワクワクすっぞ。


ぽかーん

いや、ホント大変なことになってるわ…。
いまだかつて、酒場にこれだけの人が集まっているのを
見たことがあるかしら…。
これでもそこにいた全員を表示しきれてないのよ。

なんていうか、いいわねぇ、こういうの。
プレオープンの時の感動がよみがえってきたわ。
やっぱ酒場は賑やかじゃなきゃいけないわよ。
表示しきれないほどってのは、ちょっとアレだけど。(笑


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さ、マルセイユに着いたわ。
さっそく教会に行って、司祭様のお話を…。


ぽつん

って、いないじゃん ヾ(°∇°*)

な、なにこの寂しい教会は…。
もぬけの殻じゃない。
司祭、司祭様はどこに行ったの?

祭壇の裏? …いない。
柱の影? …じゃない。
はっ
天井に張り付いて! …るわけない。

ちょっと、
わたしの冒険はどうなるの!?
まさか "司祭様は逃げました" なんてオチじゃないでしょうね。
そんなんだったら、未来永劫フランスを許さなくってよ。
100年でも200年でも戦争してやるわ。

こうなったら、マルセイユ中を探し回って…


住まいは別

…いた。

あはは…。
マルセイユには教会がふたつもあったのね…。
いやぁ、お姉さん、一本取られちゃったな。

こほん。

っでぇ、司祭様ぁ、わたくしちょぉっとお話を伺いたいのですけどぉ。
お時間よろしいかしらぁ? ☆~(ゝ。∂)


それは9世

十字軍遠征…、失敗したのよね…。
まぁ、王様としてはえらく出来のいい人だったみたいだけど、
でもなんでまた、聖人として讃えられてるの?
なぁんか、ローマのやることってよくわからないわねぇ。

ってゆーか、町の学者ぁ?
そこに神学者さんがいるのに?
学者って、書庫でしょ?

なんかさ、あなた、
わざとわたしたちを町の西端から東端まで走らせようとしてない?


学者きゅん

来たわよ…、しょうがないから。
冒険者の仕事っていうのも、
これはこれでなかなか面倒なものね…。
商人はあまり走り回るってことないからなぁ。
遠出させられることはあっても。


遺品はチュニス

遠征先で病死ね…。
そういうのもなかなか不幸かもしれないわね。
死ぬ前に故郷に帰りたかったでしょうに。

せめてあなたの遺品だけは故郷に持ち… 
かえる前に、わたしが有効活用させていただくわ。

成仏してね♪ 人(^。^ )


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というわけで、チュニスっ。


広場とモスク

広場が広いわ。
人がいないわ。
そして言葉が通じないわ。

…しかたない。
いよいよロンドン仕込みの身体言語を使うときが来たようね。
と思ったら、さりげなくセレさんが通訳してくれていました。
ありがたや。

というわけでチュニスの門から外へ。


いざ外出

セレさん、髪とチャドリの色がマッチしてて、
とてもいい感じだわ。

「セレたん、かわえぇ (*´ー`)
というわたしの言葉に反応する男たち。
そして露出の低さを目の当たりにして、落胆する野郎ども。

まったくこいつらはぁ…。 ┐( ̄ヘ ̄)┌

もぅいいわ…、さっさと探しに行くわよ。


フォクトさん先頭

海の上なら大丈夫だけど、
陸上ではとても迷いやすいわたし。
そんなわけなので、フォクトさんに追従していくことにします。

と、どうやら目的地に着いた様子。
なんか、最後はわりとあっさりね。
まぁ、これ以上歩き回るのは勘弁してほしいところだけど。

で、目的地に着いたフォクトさんは、さっそく発掘を開始。
…わたしには何かあるようには、ぜんぜん見えないんだけど、
わかる人にはわかるみたいね。

ただ黙って見てるのもアレだから、
ここはひとつ応援でもしようかと拳を握って、
ガッツポーズしようと思ったその時…。


はやっ

なにか、鎧が掘りおこされました。

わたしったら、いつもタイミングが悪いわ…。
冒険者に向いてないのかしら。

まぁ、それはともかく、
これがルイ9世の遺品みたいね。
十字軍遠征の時に着用していた鎧ってことかしら。

この鎧、男性しか着用できないってのは残念だけど、
せっかくの品だし、精一杯有効活用させていただくとしましょう。


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チュニスを出てセビリアの港に帰ると、
そこの酒場には噂のアノ人がいました。


アンはどうした

結局 "道化 de Night" にいらっしゃらなかった、
アン・コギーさんです。
実際こうやってお会いするのは初めてなのよね。

わたしが一方的に知ってるだけだったらどうしようとか思いながら、
おそるおそる声をかけてみると、
幸いにもアン船長もわたしのことをご存知だったみたい。

その後、すっかり話し込んでしまいました。
いやぁ、ネタを地でいく人(失礼)とお話しするのは、楽しいわね。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年06月21日 18:20

コメント

聖王鎧げと~ やったね
紹介してくれたフォクトさんに深く感謝m(_ _)m
♂専用装備というのがちょっと残念だけど
マッチョ、のっぽ、ノーマル、樽と
こんなにフレキシブルにサイズの変わる鎧なのに
女性が着れないというのはどうしてなのでしょう??
・・・なんだかいけない想像を掻き立てられるなぁ(*´▽`)ポエ

投稿者 相棒 : 2005年06月22日 14:15

あなたのその"いけない想像"っていうのがどういう想像なのか、
今回ばかりはさすがにわからないわ…。

投稿者 ナナリー : 2005年06月23日 14:01