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2005年08月08日
インドの町って常にお香の香りがしそうな気がするのはわたしだけ?
いやぁ、インドってなんかイメージ的に暑そうだから、
やっぱ夏になってから来て良かったと思うわ~。
ね、稲川さん♪
こわくないよ |
というわけで、
わたしたちはついにインド半島への上陸を果たしたのでした。
ディヴの次の町ゴアになると、あたりの景色も一変、
ぐぐっとインドらしくなってきます。
ヨーロッパではちょっと見られない、
バスクリン色の港も、また格別。
長旅の疲れも取れて |
そして上陸。
ごあっと上陸 |
おぉぉぉ…
いやぁ、なんというかもぉ、
この世の物とは思えない、不思議な世界だわ~。
ヨーロッパとは全く異なったセンスで彩られた街。
さ、早く探索に行きましょうっ。
パラソル |
う~ん
素朴だけど可愛いデザインのパラソルね~。
ここに座ってお茶でもすすったら、
さぞかしまったりと落ち着いた時間が過ごせることでしょう。
長旅で疲れてることだし、
ちょっと腰を落ち着けたくなっちゃうわね。
仏に守られて |
ここの銀行もすっごいステキ!
ホント、エキゾチックってこういうことを言うのかしらね。
なんかすっごい威厳を感じるわ。
胡椒や黄金だけじゃなく、
こういったすばらしい文化や芸術も持って帰りたいわよね!
The RING |
これは… なに?
水車…?
それとも何か宗教的な意味を持っているのかしら…。
とっても模様が細かくて、
なんだか見つめているだけで不思議な気分になってくるわね。
寺院 |
これは教会… じゃなくって、お寺っていうのね。
なんかもう、言葉を失っちゃうわね…。
この東に遠く離れた地の歴史の重みを感じるわ。
ヨーロッパの建物、アラビアの建物、そしてインドの建物。
人間ってすごいんだなぁって改めて感動しちゃうわね。
…でもこれ、
今にも動き出して変形とかしそうじゃない?
うーん、インドの技術、恐るべしだわ。
~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~
次なる街はインド最大の都市、カリカット。
上陸を楽しみにしながら入港すると、
港での噂話が聞こえてきた。
『街の邸宅によその国の軍人が出入りしているが ありゃ 女だよな』
『ああ いかつい男どもを何人も引き連れてよ』
邸宅に何人も男を連れ込んでいる、軍人の…女…?
あぁ…
ぴんぽーん |
もうそれだけのキーワードで本人特定できちゃうんだもんね。
正直、あぁはなりたくないわ。
はぁ…。
しょうがない。
上陸 |
うっわぁ~。
さすがインド最大の都市と呼ばれるだけのことはあるわ。
この大きさといったら!
ヨーロッパからこんなに離れたところに、
こーんなに大きな街があるなんて!
己の世間知らずっぷりを、恥じ入るばかりだわ。
インド! すごいっ!
酒場娘 |
そしてパールラティちゃん、可愛い!
これじゃ、ヨーロッパからはるばる何ヶ月もかけて、
インドに足繁く通う輩が出てくるのも無理はないわね。
さて、それじゃあ観光気分を満喫しに行きましょうか!
…なによ相棒。
あーはいはい、わかったわよ。
邸宅に行けばいいんでしょ?
なによ、ちょっと忘れてただけじゃない。
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あぁいたいた。
はぁい、ライザ様、ごきげんうるわしゅう。
なんだかいろいろとよろしくやっちゃってるみたいで、
安心したわ。
衝撃の告白 |
はぁいぃぃい!?
座礁って、んなお間抜けな…。
あぁそぉ、お宝をめいっぱい積んでいたのね。
いくら男が貢いでくれたからって、ちょっと欲張りすぎなんじゃ…。
小舟で運び出そうにも、現地の人に信用してもらえず、働いてくれない?
それでこんなところで立ち往生を?
はぁ…
ちょっとフレデリックさん。
あなたからも何か言って差し上げたら?
ふふん |
おっと、いきなり臨戦態勢ですか。
まぁ、こんな大(まぬけ)海賊に彼女を狙われてるんだから、
気持ちはわからなくもないけどねぇ。
ましてあちらは奪うことが本業。
んだコラ |
こちらも負けじとメンチ切っております。
うーん、見所のある一戦だわ。
ヤンキー対チーマーみたいな(古っ)そんな感じ。
今まさに、龍と虎が雌雄を決しようとしているのでありましょうか。
どっちが勝ってもたいして面白くないので、
永遠に戦い続けて欲しいところであります。
『やめて! 二人とも』
だぁぁぁっ。
いいところで割って入るんじゃないわよ~。
わたしのために争わないで~とか言い出すのかと思っちゃったじゃない。
あーあ、だーいなし。
『そういや この街にサンジャイって商人がいたはずだ』
気まずくなったフレデリクさんも、必至に話題変えちゃったりして。
もぅ、見てられないったらありゃしない。
でもまぁ、その人ならこの状況を何とかしてくれるかも知れないってことよね。
よし、そういうことなら、わたしも探すの手伝うわよ。
観光のついでで良ければ。
~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~
はぁぁ~ 満喫したぁ~。
なんかこう、
街を見て歩いているだけで、落ち着いてくるわねぇ。
これが仏教のパワーなのかしら。
世界はヨーロッパだけじゃないし、
宗教はキリスト教だけじゃないんだなぁって
つくづく思い知らされるわね。
…あれ、あんなところに人だかりが。
あ、そっか、サンジャイ。
げっちゅ |
…あなたが言うと、果てしなく物騒に聞こえるわ。
ちょっと言葉を選んだ方がよろしくってよ。
で、こちらの小太りな方が、サンジャイさんね。
若いのに、立派なお腹ですこと。
きらーん |
ちちんぷいぷいっと、魔法でも使いそうな感じ。
しかも自分で "様" つけてるし。
ヨン様ならぬ、サン様とでも呼んで欲しいのかしら。
まぁ、なんにしても、
遠くヨーロッパまでその名前が聞こえてくるくらい、
とっても優秀な商人なんでしょ?
簡単カンタンって言ってんだから、なんとかしてもらいましょ。
報酬が積み荷の5分の1?
いーんじゃない? 全部海の藻屑になるよりはましでしょ。
どーせそこの大海賊さんが、どこかの誰かから奪ったものなんだし。
『じゃ しばらくしたら港へ様子を見にきな』
あぁ、またこのパターンか。
ま、しょうがないわね。
このインド半島の探索が全部終わって、戻ってくる頃には、
回収も終わってることでしょう。
んじゃ、わたしはちょっと先に行かせてもらうわね。
あとはまぁ、3人で好きに争ってちょうだい。
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噂では、つい最近、インド半島の東側が一気に開発されて、
ちょっと危険度が増してるみたい。
あちこちの国の人が新しい港を取り合って、
そりゃもう大変な騒ぎになってるらしいわ。
わたしたちも、慎重かつ大胆に、まっすぐ進んでいきましょう。
堅そうな名前 |
密林の中の町という言葉がピッタリね、ここは。
うっそうと茂る木々の中に、突如として現れる寺院。
緑の寺院 |
神秘的だわ。
このお寺を見上げているだけで、心が洗われるようだわね。
午後に紅茶 |
そして紅茶で有名な町、セイロン。
お茶にうるさい英国人としては、
ここで紅茶をたんまりと買い込みたいところ…でも。
高いのよぅ。
悔しいわ…。
本日のラスト |
そしてセイロンの次にやってきたのは、
ポンディシェリとかいう、憶えるのが難しそうな名前の町。
ここで見るべきものは…、やっぱコレでしょ。
涼しそ |
うちの相棒も、どうやらそういう方向に目覚めつつあるようです。
狙っている方はお早めに。
投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年08月08日 02:09
コメント
こんにちは、そう言えばお二人もインドに来てらっしゃるんでしたね。
私も昨日数ヶ月ぶりにインドの地へと戻って参りましたよ。
カルカッタまで街の発見の為に参りましたが、いやはやインドは遠いですなぁ。
で、前のブログの時にも書こうと思っていたのですが、ナナリーさんのドレスいいですよね。
東洋の神秘を感じます。
あぁ、そうだ。博学なナナリーさんですからご存じでしょうが、ヨーロッパから見て東にあると認識されるのはインド。
そして、日本はそのさらに極端に東にあると認識されています。
だから、極東って言うんですってね。
私は先日テレビ観てて、うはっなるほど!と唸ってしまいました。
まだまだ勉強が足りません・・・。
ユーさんは・・・頑張って下さい。
現地の物を着るって良いと思いますよ・・・。
私はやってないけど。
投稿者 ウィルロード : 2005年08月08日 10:48
うーん とうとうたどり着いたねインド!
交易所でコショウを売ってるの見たときは
小躍りしたいくらいの感動だったさ~
なんというか、階段をひとつ上がった、
そんな達成感すらあるね~
これからもうちょっと先にも街があるって言うし
ふらふらと観光した後、船倉いっぱいコショウ積んで凱旋だね~
投稿者 相棒 : 2005年08月09日 23:41
>ウィルさん
遙か東の果てにあるという、黄金の国ジパング。
いつかそこにたどり着ける日が来るといいですねぇ。
投稿者 ナナリー : 2005年08月10日 01:54