« 遠くにありて思ふもの | メイン | 遙かな時に思いをはせて »

2005年07月10日

美と愛の廃墟

みなさ~ん
東地中海交通安全週間、エンジョイしてますか~?
次の水曜日で終わっちゃいますよ~。
見つけたいものがあったら、
早めに発見して起きましょうね~。


某HG

…失礼いたしました。
彼と郷ひろみさんとのコラボが面白かったもので、つい。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


いや~、
東地中海は遺跡が豊富でいいですねぇ。
といっても、まだほとんど見つけられてないんですけどね。 (笑
でも、これからがとても楽しみになります。

というわけで、今回請けたお仕事は、これ。


キプロスに生まれて

女神のために作った町ってのも、またすごいわね。
何をどう発想したら、女神のために町を作ろうと思うのか、
わたしにはちょっとわからないわ。

でもまぁ、愛と美の女神のためにっていうんだから、
さぞかし綺麗な町なんでしょうね。
よし、これ見つけようっ。

じゃ、さっそく酒場で情報収集~。


そこにいる

ミュリネーあたりが知ってそうって…、
酒場娘がなんで?


わたしは知っている

…あ、そっか。
あなたはいろんな人のいろんな自慢話を、
毎日のように聞かされてるんだっけ。
そりゃあ、いろんなことに詳しくもなるわけよね。
1日にどれだけの数の人の相手をしてるのかわからないけど、
ホント、頭が下がる思いだわ。
だって考えても見てよ。
24時間不眠不休で、
休みといったら1週間のうちに数時間しか与えてもらえないのよ?

1日の活動時間が3時間で限界を感じるわたしには、
ちょっと真似できないわね。
しかも相手を見て、その都度態度を変えてるんだから、
その心労も相当なものでしょう。

さて、キプロス島に行く前に、
ちょっと近場の発掘調査をしておきましょうか。
アテネの東で、美しい壺ってのが見つけられそうなのよ。


あの壺はいいものだ

ふと思ったんだけどさ、
こういった地図って、いったい誰が書いてるんだろう。
教会にある絵画とかなら、まぁわかるわ。
でもこの地図を書いた人は、品物を見つけてるわけよね。
見つけてはいなくても、ありかは知ってるはず。
…自分でなんとかしようとは思わなかったのかしら。

――で、地図の指し示す場所にやってきたんだけど、
見事にイェニチェリLv.17ってのが見張りに立ってるわね。
仕方ない。
なんとか気づかれないように、慎重に接近しましょう。

ぬきあ~し、さしあ~し、しのびあ~し


キンピカです

よし、お宝げっと!
そして案の定襲われたっ。
いやまぁ、ここまで接近して気づかれないはずはないとは思ったけどね…。
でも、これはわたしのよ!
相棒が死んでも渡さないわっ。

じゃ、あとはまかせたっ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


とまぁいろいろありまして、
キプロス島はファマガスタに到着~。
愛と美の女神は、この島で生まれたのね。
なんというかこう、ここにこうして立ってるだけで、
愛と美しさが充填されていくような気分だわ。
まぁ、もともと溢れちゃってるわけだけれど。

さて、情報収集。


像に恋して

なんか、微妙にアフロディテから離れていってるような気がするんだけど、
気のせいかな。
しっかしまぁ、自分で造った像を"本気で"愛しちゃうなんてねぇ。
文字だけ追ってればロマンティックと言えないこともないけど、
想像してみると…、ちょっと怖い…?

アフロディテもそんなピグマリオンの姿を見てられなかったんでしょうね。
ホント、慈悲と愛に満ちた女神さまですこと。

次は…と、
彫刻の話なら、やっぱ彫刻家に聞いておかないとね。


神造形

「よぉくお聞きなさい、パフォス。
  ママはね、実は人間じゃないのよ…」

いっ いやぁぁぁぁっ!
今あかされる、衝撃の真実っ!
ママはパパに造られた石像だった!

…いや、なんでそこで、
町を作りたくなるほどアフロディテに感謝感激なの?
僕が生まれてきたのは女神さまのおかげだ!
やったー、ありがとー!
ってこと?

生きているからラッキーだ?

うーん
やっぱ神話の世界はミステリーだわ。
現代人が理解しようってのが、そもそも無理なのかしらね。

さて、と。
ちょうどファマガスタに来ていることだし、
地図に示された、教会にある宗教画ってのを見つけておきましょうか。


小さな教会

いいわねぇ。
こういうこぢんまりした教会、好きだわ。
こーいうところには、
人の良さそうな神父さんがいたりするのよねぇ。
いるかな? いないかな?

…いないわね、誰も。

まぁいいわ。
いないならそれはそれで好都合。
さっそくその絵ってのを拝ませてもらいましょうかね。


iconの語源

イコン…ね。
なんか調べてみても、
具体的にイコンってのがどういうものなのか、
いまいちよくわからなかったわ。
ギリシャ語で、形とか像とかいう意味を持っている…?
誰か詳しい人、わかりやすい説明をプリーズ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


やってまいりました、ファマガスタ郊外。


とんがってます

遺跡ってだいたい、こういう行き止まりの向こう側にあるのよね。
遺跡調査のお仕事を請けてないと、
なぜかこの向こうに行けない(行く気にならない?)不思議。
んでは、さっそくこの岩を越えていきましょう!


岩戸の向こう側

岩を乗り越えて反対側に出ると、いきなり視界に広がる遺跡。

うぅ~ん ( ゜ー^)
広がるフィールドの中に、目的の遺跡がある。
やっぱこの瞬間が、遺跡調査の醍醐味よねぇ。


名前

女神に感謝して作った町にしては、
思いっきり本人の名前がついてるのね。
もうちょっとこう、わかりやすい名前をつければいいのに。
これじゃ話しの内容がわからないと、
この町がアフロディテのための町だなんて、わからないわ。


石の都

でもやっぱ、遺跡はいいわねぇ。
今じゃここは見るも無惨な廃墟だけれど、
かつてはここに大勢の人が住んでいたのだものね。
その情景を空想するのも、遺跡調査の楽しいところよね。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年07月10日 19:29

コメント

まあ、世の中にはいろんな人がいるって事とさ~
湖面に映った自分の姿にメロメロになる人もいるわけだ
慈悲深い神の所業も、時として大きなお世話ってのもあるだろうなー

~~哀れに思った神は、その若者を星にしてあげました~~

何の解決にもなってないしね・・・ 生き返らせてやれよ(笑)

投稿者 相棒 : 2005年07月13日 13:39