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2005年07月04日
この夏、もっともアツい海
世界がポーカーに熱狂しているそのころ、
わたしは東地中海を目指していた。
東地中海交通安全週間――
そう。
東地中海全域は、この夏もっとも安全な海になった。
たった2週間だけだけど。
しかし、このチャンスを逃す手はない。
クライアントから東地中海を調査する依頼を請けたわたしたちは、
この安全な期間ならばスムーズに仕事をこなすことが
できるだろうという予測をたてた。
依頼 |
最初の依頼の内容は、
イタリア半島の街に眠っているという、数々の名画を探し出すこと。
特に狙ってるのは、宗教画。
宗教画っていうのは、だいたい教会にあるって相場が決まってるから、
そこからあたっていきましょう。
隠密 |
こちらナナリー。
教会への潜入に成功した。
周囲の人間には気づかれていない様子。
これより調査を開始する。
と、ヘビさんごっこなどしながら、教会内を綿密に調査。
まぁ、綿密っていっても、
やることといえば地図をポチっと押してみることくらい。
地図を押せば、たちまちお宝の有りかがわかるって寸法。
ほんと、世の中便利になったよね。
調査 |
ふむふむ。
この壁際にお宝が眠ってるってわけね。
よし、では早速このダウジングロッドで~。
発見 |
おぉー。
これはフラ・フィリッポ・リッピの "聖母戴冠"!
華やかで綺麗な絵よねぇ。
昇天した聖母マリアが天の女王として戴冠を受けるっていう絵で、
他にもいろいろな人がこのテーマを描いているみたいね。
と、なんか他にも何かありそうな気がするわ。
ちょうどさっき隠れてた祭壇の裏あたりに…
発見2 |
あった。
シモーネ・マルティーニの "受胎告知" だわ。
このテーマも多くの画家によって描かれてるわね。
まぁ、カトリックの宗教画のお約束だからってのもあるけど。
あのダ・ヴィンチ先生や、ラファエロの描いたのが有名ね。
さぁ、宗教画を求める旅はさらに続くわ。
次に発見したのはコレよ。
発見3 |
フラ・アンジェリコっていうのは"天使のような画僧"っていう意味なんだって。
はぁ… 天使のような、かぁ…。
いいわねぇ。
わたしも"天使のような"なんて呼ばれ方をしてみたいものだわ。
油断してると姐御とか姐さんなんて呼ばれるんだもの…。
ホント、失礼しちゃうわ。
と、それは置いといて。
この絵の色遣い、好きだなぁ。
薄い感じの青と、ピンクとオレンジ。
わたしの趣味にピッタリマッチしてるって感じね。
~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~
さて、イタリア周辺の宗教画を堪能したら、
こんどはギリシャ圏に移って石像や青銅像の調査よ。
このあたりでは特に依頼を請けるわけでもなく、
地図をもとに発掘調査をしてるだけだから、
いまひとつ作業が地味になるわね。
冒険者は書くことがいっぱいあるかと思ってたけど、
意外とそうでもないことを実感。
やっぱわたしには商人生活がお似合いってことかしら。
なんてことを思いながら地面にツルハシを突き立てていたら、
こんなものを掘りおこしました。
発掘 |
ギリシャ神話の、炎と鍛冶の神・ヘパイストスの像。
…だと思う。
だって、ギリシャ関係の像って、
どうやって見分ければいいのかわかんないのよね。(笑
ギリシャ神話では、ゼウスとヘラの間に産まれた
ヘパイストスは奇形児だったとあるんだけど。
この像を見ると… どうかしらねぇ。
よくわからないわ。
ちなみに、鍛冶は"たんや"と読むのが本来の読み方。
"かじ"って読み方は金打ち(かぬち)から来てるんですって。
って、そんなことはどうでもいいわね。(笑
この辺りで見つけた、調べ甲斐のある発見物はこんなもんかなぁ。
あと掘り出したものといえば、
大理石 |
石 |
青銅 |
と、こんな感じ。
大理石とかブロンズとか、いかにもギリシャって雰囲気よね。
いまひとつ由来がわからないのが残念だわ。
ブロンズの女性像っていわれたって、ねぇ…。
みたいな感じ。
さぁ、ギリシャ探索が終わったら、
次はいよいよお待ちかねのエジプトよ!
え? もっと東はどうしたって?
いーの!
わたしはエジプトに行きたいの!
でっかい三角が見たいの!
投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年07月04日 11:16
コメント
おっと、今日は二本立てかい?
がんばったねー
しかしまあ 今回のスニーキングスーツ
もといペチコート・・・ ぎりぎり感がたまんないね(*´▽`)b
>でっかい三角が見たいの!
俺は小さいのでいいや、白くてちっちゃな三角形(謎
おほん・・・ それはそうと
宗教画の類ってのもさ同じようなの多くてね~
いまいち区別つかないよなぁ~ 勉強不足かねぇ
投稿者 相棒 : 2005年07月04日 21:08