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2005年09月30日

刃物とか置いて寝たら、うかうか寝返りもうてないわね。

海賊銀座なカーボヴェルデやラスパルマスを
大きく迂回して北上しようと思うと、
わたしたち航海者にとって、決して超えられない壁が現れるのよね。


滝じゃなくて?

ネズミが出ようと、船が燃えようと、
報告するだけでただ見てることしかしないような船員連中が、
このときばかりは妙に張り切って舵を切るのよね。
てゆーか、
ここから先は思いっきり大西洋の真ん中なんだけど…。
決して世界の果てなんかじゃあないわ。

大航海時代の歴史は、それまで越えられなかった壁を越えていく歴史。
いつかきっとこんな壁、越えてみせるわ。
越えたところに何があるっていうわけでもないんだろうけど。

というわけで、無事にロンドンに帰ってきて、コショウを売却。
何度挑戦しても3度目のふっかけが成功しなくて、
最後にはイヤになっちゃって、1回成功しただけで売っちゃったわ。(笑
あーあ、早く会計が上がりやすくならないかなぁ


レベルアーップ


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、今回のインド遠征の間に、
相棒が愛用してる "トリスタンの剣"
とうとう折れちゃったのよ。

で、この時以来ほったらかしだった
『トリスタンとイゾルデ』の続きをやることにしたの。


またあの人か

うん、もうかれこれ3ヶ月くらい前になるわね。
我ながらずいぶん長い間、ほったらかしにしてたもんだわ。
シェイクスピア先生ともあれ以来会ってないし、
わたしもあまりロンドンにいることがなくなっちゃったし、
そろそろ書き上がっててもいい頃よね。


構想中

まだ書けてなかったんかいっ ヾ(°∇°*)

考えたんだがって…、どれだけ考えてるのよ。
でもねぇ、先生。
先生が考えてる話だって、充分すぎるほど暗いと思うわよ?
わたしだったら――

舞台はそう、新大陸の新しい町にするわ。
で、そこでは2つのゴロツキ集団が対立してるの。
片方の集団に属している主人公の少年は、
あるパーティーで1人の少女と恋に落ちるんだけど、
実はその少女は敵グループのリーダーの妹だった!

こんな感じのストーリーにするわね。
で、所々にダンスや歌を挿入して、場を盛り上げるのよ。
ねっ、新しいと思わない?


剣は欲しい?

そんな説は知らないし、
ついでにわたしは冒険者じゃあないっ。
だいたいそんな剣が残っていたとして、
そう軽々しく持って帰ってなんてこられないでしょ。

しっかしブルターニュかぁ。
ずいぶんと遠いところまで逃げたものねぇ。
ブルターニュ地方の町といえば、ナント。
誰に何をきけとも言われてないけど、
とりあえずナントに行けば何かわかるかもしれないわね。


わたしにお聞き

さて。
とりあえずナントに着いたら、酒場で情報収集ね。
と、その前に酒場の前にいるおばちゃんに、
何か知らないか聞いてみましょ。


知ってました

うぅ~ん。
森で一夜をすごしちゃったという事実があるんだから、
そこで何かをしたとかしなかったとか
そんなことはもうたいした問題じゃない気もするんだけど…。
そういうロマンのないこと考えちゃダメかしらねぇ。


それとこれは

まぁ、忠誠心と愛ってのは別ということよねぇ。
騎士ランスロットと王妃グィネビアっていう前例(?)もあるし…。
てゆーか、イングランド人とかアイルランド人って
こういう手の話、大好きなの?
まぁ、ロマンチックだとは思うけど、
けど…、やっぱ不倫はいけないわよ。不倫は。

で、刃先こそ欠けたが他はまっすぐって知ってるってことは、
トリスタンの剣がどこにあるかもわかってるってこと?
どこ?
教会とかその辺?
教会ね。よし、行ってみましょ。


ウィル浸食

いや、怖いから。

教会の前に立ってるこの人なら、
トリスタンの剣について何か知ってるかも知れないわね。
それにしても、
この話ってつくづく有名な話なのね。
こんなフランスの田舎でも、
これだけの人が知ってるなんてね。


剣の在処

…曖昧なのか、詳しいのか。
かもしれないって言ってる割には、ずいぶん詳しいじゃない。
でも、教会にはないのね。
お墓にいっしょに埋められてるかもしれないってことね。

それにしても、また墓荒らしか…。
まぁ、相棒のためだし、しょうがないわね。


花と剣

み~っけっ。
残念ながら2人のお墓は見あたらなかったけど、
赤い花が目印っていうことは、
2人はこの辺りに眠ってるって事よね。

まぁ、あれよ。
足かせとなってる剣は、わたしが引き取ってあげるから、
後は2人でお好きなようによろしくやってください。

…また数ヶ月したら、墓荒らしに来るかもしれないけどね。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


最近、よくこの人に会うのよね~。


さらりとした

ウメシュさん。
行動パターンが似てるのかしら…。

ともかく、その節はネイトとか相棒とかウィルとかが
ご迷惑をお掛けしました。
ほんっと、あの人たちってなに言ってるかわからないでしょ?
わたしもね、苦労してるのよ~。

やぁねぇ、まったく。

ちょっと身の回りを考えた方がいいかしら…。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 2005年09月30日 17:43

コメント

そういや徳川慶喜は枕の脇に抜身の刀を2本立てて寝てたらしいね~
なんでも、寝相が相当悪かったらしく、矯正用ってことらしいけど・・・

しかし、なんだい? そのレオナルド・くまプリオもびっくりなシナリオ・・・
まあ良いけどさ・・・さて、剣も新調できたし気合十分な所で
カリブ進出を目指すとしますかね~

投稿者 相棒 : 2005年10月01日 13:11

無事帰還おめでとうございます。
迷惑なんてとんでもない、楽しい一時でしたよ。
延々あのペースだと思うと大変・・・楽しそうな艦隊で良いじゃないですか。
ところで、類は友を・・・ゲボゲホ・・・何でもありません。はい。

投稿者 ウメシュ : 2005年10月01日 17:31

>相棒
びっくりって言ったら失礼だわ。 (笑
一応、誰でも知ってるようなお話なんだけど…。

>ウメシュさん
楽しんでいただければ何よりです。
こんど機会があったらご一緒します?
きっと、ぽかーんとなることでしょうが。

投稿者 ナナリー : 2005年10月02日 19:43

いつか機会があれば、よろしくお願いします。
心構えをしてた方が良いんでしょうかね?(笑

投稿者 ウメシュ : 2005年10月04日 19:12