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2005年07月28日

ナナリー、副長と幽霊船について語る

ねぇねぇ、これ見てこれ見て。
http://www.gamecity.ne.jp/dol/live_event/050727.htm

最近話題になってる、伝説の幽霊船だって~。
LOGiN…号…?
ちょぉっと名前は変だけれど、
これを退治したら、なにかいい物がもらえるらしいのよ。

…なに苦虫を噛み潰したような表情(かお)して。
あー、どうせ"また始まった"とか思ってるんでしょ?
それともなに。
相手は幽霊なんだから、わたしに倒せっこないって?
そんなのやってみないとわからないじゃない。

それにしても、アレよね。
今回の幽霊船騒ぎ、
誰かに仕組まれているような臭いがプンプンするわね。
変な船の名前からして、
バックになにか組織があるような気がしてならないわ。

…幽霊の組織かぁ。
なんかこう、すっごく興味をそそられるわよね。
その幽霊船を拿捕して、船長を締め上げれば吐くかしら。
こう、ぎゅ~っと首を絞めて…。
あ、相手は幽霊か。
じゃあ十字架とニンニクで…。
わかってるわよ。それはドラキュラでしょ。
わかってるってば。

…ねぇ、幽霊ってなにが効くの?

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 18:00 | コメント (4)

2005年07月27日

魅惑の谷間と人の言ふ

発見物の報告をしにアムステルダムに行ったんだけど、
そこの冒険者ギルドで気になる依頼を見つけたのよ。


くろぐろ

…狙ってつけてるわよね、このタイトル。
身近に『謎の大増毛』を遂げた人でもいたのかしら…。
わたしてっきり誰かの身辺調査かと思ったんだけど…。
グレシャム財務官とか。
でも、違ったみたい。
羊、ね。
ざーんねん。

で、次に気になるお仕事が、これ。


模様つき

アイルランドの遺跡ねぇ。
変な模様…? ふぅむ。
なんだかさっぱりわからないわ。
こっち方面の歴史(ていうか古代史?)には疎くってね。
ぱっと思いつくものがなにもない。

いいわ。やってみましょう、これ。

なに、ロンドンの学者?
たった今ロンドンから来たばかりなんだけど…。
ま、いっか。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


相変わらずここの書庫は盛況ねぇ。
おかげで学者さんに話しかけるスキが見つからないわ。
っと、今だっ。

「今、忙しいので、ここの蔵書をあたってください」(意訳)

ふん、いいわよいいわよ。
それじゃ勝手に調べさせてもらうわね。
えぇっと、アイルランドの古代史について…と。

あった、これかな。


つまり謎

ふむふむ。
よーするに、古すぎてよくわかんねーよ、ってことね。
不明であるって断言されちゃってもねぇ。
いきなり行き詰まっちゃったわ。

ま、こういうときは、
困ったときの酒場の親父だのみってね。


現地に行け

要約すると、
「ダブリンの街役人あたりが知ってそうな話だな」
ってことよね。
それはまぁ、現地の人に聞くのが一番なんでしょうね。
ま、ここで得られる情報はもう無さそうだし、
ダブリンで現地調査といきましょうか。

というわけで、やってまいりましたダブリン。
ここって幹線から離れてるから、微妙に行くのが面倒なのよね。
で、さっそく街役人さんに話を聞こうとしたんだけど、

「そういう宗教的なものに関しては、司祭様にでも聞きなさい」(意訳)

って感じでとりあってもらえなかったわ。
これだから役人は~。まったくもぅ。
ねぇ、聞いてよ司祭様~。
この街の役人ったらね、冷たいのよ~。


怒られた

ずいぶんとお若いように見えるけど、
これでも立派な司祭様なのよね。
こんな可愛らしい司祭様にたしなめられたら、
ちょっと逆らおうとは思わないわよね。


ぐるぐる

「あなたならおわかりになるのかもしれません」ですって。
やぁねぇ、そんなにおだてると、その気になっちゃうよ。(笑
それにしても、渦巻きかぁ。
なんともミステリーね。
渦巻きってさ、見てるだけで気持ち悪くなってこない?
例えば、こーんな渦巻きとか。
頭クラクラしてきちゃう。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


それじゃあとは、実物を見てみるしかないでしょう!
ダブリンの門から外に出たら、
ひたすら奥へ奥へと進んでいく。
遺跡への目印は、曲がりくねった大きな木。


どん

この木の向こう側へ出ると――


不思議な遺跡

…なにあれ。
あんなの見たことも聞いたこともないなぁ。
あんな立派な遺跡がアイルランドにあったなんて、知らなかったわ。
見た感じじゃどんな遺跡なのかもわからない。
神殿? お墓?
とりあえず近づいてみましょう。


ぐるぐるぐるぐる

見事に渦巻いてるわね。
なんだか、これを掘った人のもやもやが伝わってくるようだわ。
見てるこっちまでもやもやしそう。
さて、じゃあとりあえずこの遺跡がいったい何なのか、
調べてみましょうよ。

…ん、なに。 うしろ?


でたっ

カルロス? 誰? 相棒の知り合い?
わたしは知らないわよ。
ん、なんかこっちを指さしてるわ。
って、うわっ、襲いかかってきたっ!?
なんなのよいきなりっ。
もういいわ。
カルロスー味がどんな味だか知らないけど、
さくっと味見しちゃいなさい。


刃一閃

おぉ、かっこいいかっこいい。
まるで違うゲームを見ているようだわ。
レベル10だっていうから、ちょっとビックリしたけど、
どうやらフル装備相棒の敵じゃなかったみたいね。
よかったよかった。

さて、静かになったところで、
改めて視認お願い。


もりあがってます

ボイン渓谷遺跡群ねぇ。
恥ずかしながら全然知らなかったわ。
で、この近くを流れてる川が、ボイン川ってわけね。
このボイン川でちょっと未来に
イギリスの運命をわける戦いが繰り広げられるわけね。

…なんか恥ずかしくなってくるなぁ。

まぁ、それは置いといて、
今見えてるこの遺跡(古墳?)が、ニューグレンジっていうのね。
意味はわからないけど、なんだか立派な響きの名前。
しかしまぁ、これを5000年以上前につくったっていうんだから、
ビックリしちゃうよね。


内部構造

ニューグレンジの中はこんな感じ。
冬至のあたりになると、ここにぱぁっと光が射し込んでくるのね。
うーん、幻想的~。

今日は今まで知らなかった遺跡が見られて、
ちょっとラッキーだったわ。
こういう思いがけない出会いが楽しいわよね。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 19:00 | コメント (4)

これがわたしのセレブ道

財政難にあえぐ母国。
張り切るライザ様。
直視するのに忍びない某財務官の頭部。
何故かついてくるフレデリク――

諸々の難題を見て見ぬ振りして、
帰路についているナナリーでございます。
グレシャムさんは、無事ライザ様と会えたかしら。
海の藻屑となってなければいいけど…。
まぁ、なるようになるしかないわね。

折り返し地点のケープで、
いつものおいしい仕事も見つけたことだし、
わたしは超特急でロンドンまで帰るだけよ。


アフリカ産を頼む

ま、仕入れはいつも通りにラスパルマスでいいでしょ。
どうせわかりゃしないんだから。
これで報酬が10万も貰えるんだから、
まったくボロい仕事だわ。
…まぁ、移動距離が長いのが難点だけど。


さて、ラスパルマスでサトウキビを仕入れたところで、
積み荷のチェックをしておきましょう。


買い物かご

今回の注目商品は、
なんといってもジンジャーと紅茶とペルシャ絨毯ね。
やっぱ英国人としては、紅茶は高く売れて欲しいところ。
ジンジャーは相棒にすすめられて買ったけど、
これはどうなるかしらねぇ。
絨毯は、まぁ、売れなかったら自分で使うっていう楽しみがあるわ。(笑

よし、確認おっけー。
貯金が残り30万を切ってるんだから、
なるだけ高く売らないとね~。


工芸修行中

やっぱサトウキビはラスパルマス産に限るわよね~。
いや、ラスパルマス産ってのは内緒だけど。
これで和三盆にも負けない、おいしい砂糖を作ってね

よし、バレないうちに、さっさとロンドンに帰りましょ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~



呼び出し

…あれ?
なんでわたしが王宮に呼び出されてるんだろ…。
ちゃんとお宝を持って帰ってこなかったから?
それともグレシャムさん放っぽって帰ってきちゃったからかな。
いやまてよ、
ひょっとしてさっきのサトウキビのことがバレたんじゃ…。

うーん…。
考えてみると、心当たりありすぎるなぁ。


出頭しました

あのぉ、こちらに呼ばれてきたんですけどぉ。
いったいどのようなご用件でしょうか…。
マクレガーの財宝なら、ライザ様が取りに行きましたよぉ。
グレシャム財務官は… まぁ、あそこまで来られたんだから、
あの先もひとりで大丈夫かと。


思わぬ出世

…あれ?
わたし、称えられてる…?
え、准六等勲爵士…?
まじ? それ、ホントにくれるの?
爵位くれるなんて、ぜんぜん聞いてなかったんだけど…。

いいえ、いただきますっ いただきますとも!

いらなくなんてないですっ!
それ、すっごい欲しかったんだからっ。

わーい ヽ(´▽`)/
准六等よ、准六等!
夢にまで見た准 六 等 勲 爵 士
これで… これで念願のドレスが着られるわ~っ。

いよっし (9°▽°)9
さっさと積み荷を売って、ドレス購入資金をつくるわよっ。
そうと決まれば、さっそく交易所にGO~。


素晴らしい

おぉぉっ
神もわたしを祝福しているっ。
このロンドンで宝石も貴金属も暴落してないなんて、
こんな素晴らしい日もあるのねぇ。
ダイヤも金もペルシャ絨毯も、
軒並み1万以上の値がついてるわ。
値上げ交渉も成功したし、
このチャンスを逃す手はないっ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


相棒:准六等勲爵士昇進のお祝い、なにがいい?
ナナリー:ドレス(笑

うん、言った。
確かに言ったよ。
でも、本気で買わせる気はなかったんだけどなぁ。
交易品売って資金も捻出したし、
普通に自分で買うつもりだったんだけど…。

うぅ… 本気でソレ買うつもり?
確かに、インド藍染ドレスがかっこいいって言ったよ。
いやでもそれ、値札に75万とか書いてあるんですけど…。
あのぉ… 本気ですか?
冗談でしょう…?

うゎ、もう買っちゃったって…。

うぅ… ありがたく頂戴いたしますぅ。


75万なり

あとが怖いなぁ。
いつかなにかしらのお礼をしなくては…。
あげられる物なんて、料理くらいしかないけど…。


着用

ようやくここまで来たぁ~。
やっとキャラメイク時のイメージ(妄想)
『ドレスを着た女商人』を実現することができたわ。
(貴婦人のドレスはわたしのなかではちょっと違う)
本当なら、これで船に乗りたかったところだけど、
さすがに耐久力20ではね…。
これを普段着にできるくらいの大金持ちになりたいなぁ。

このドレスを貸金庫に預けるときの2万ですら、
わたしにとっては痛い出費よ…。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 13:02 | コメント (6)

2005年07月25日

意外な場所で意外な人から意外な報せ

「ナナリー・ナナスタシアさん!」

わっ、びっくりしたっ。 (@o@;)

なぁんだ、出航所役人さんじゃないの。
ザンジバルの港に着いて船を降りるなり、
大声で呼びかけないでよ。もぅ。
心臓が喉から飛び出して、積み荷にまぎれるかと思ったわ。
で、そんなに興奮してどうしたのいったい。
そんなにわたしに会いたかったってわけじゃないでしょう?


紳士は待っている

あらぁ、やっと来たのね。
こっちは待ちくたびれて、ペルシア湾の奥まで行っちゃったわ。
で、いったいどんな紳士さん?
なんか、紳士って言葉、
無条件に物腰の柔らかい二枚目をイメージしちゃうのよね。
悪い癖だわ。

さて、そのお方はどこでわたしを待っているのかしら?
酒場…は無いんだっけ。
休憩所にはちょっといるように見えないわね。
仕方ない。
町中を探すとしますか。


ザ・ジェントルマン

…えぇっとぉ。
なんかちんちくりんなのが広場で
イベントマークてかてかさせてるんだけれど…。
紳士って、ひょっとして… あれ…?


これ

「ナナリー・ナナスタシア!」

わわわわわわっ。
ちょ、ちょっとっ。
そのキュートなフェイスで詰め寄ってこないでっ。
近いっ 近いってばっ。

「マクレガーはどうした? 財宝は?」

しらっ 知らないわよぅっ。
ライザさんと一緒に、インドの方に駆け落ちしちゃったわ。
ハイ、置き手紙!
これ読めば、少しはなに考えてるかわかるんじゃないの?
だいたいなんなの。
誰も彼も財宝財宝って!


お金がないの

ハハ! じゃないわよ。
国の貧乏は国民の貧乏とでも言いたいの?
あなたたち必死すぎ! まったくもぅ…。

「ナナリー・ナナスタシア!」

だぁから、近いっつぅの! (;-_-)=○()°e°)

「このままカリカットへ向かい、一刻も早く財宝を持ち帰っ──」

イヤ! (きっぱり)

… … …


どうかひとつ

イ ヤ !

船の倉庫もいっぱいになっちゃったし、
そんな財宝なんて載せるスペースは、もうこれっぽっちも無いの。
第一、今回はペルシア湾の奥をみたら、
そのままロンドンに帰る予定だったんだから。
ライザさんだって、
大海賊マクレガーがついてるんだから心配ないでしょ。
そーんなにお宝が大事なら、ご自分でどうぞ。

だいたいねぇ、
もう何ヶ月あの方にお会いしてないと思ってるのよ。


イヤな予感

な、なによ。
急に声のトーンを落としちゃって。
まるで誰かが死んだとでもいいそうな雰囲気じゃない。


ザ・外圧

はあぁぁぁぁあっ!?

海の旅団と契約解消!?
まだなぁんにもしてないのに?
ちょっ、あんたそのフェイスで冗談はやめてよね。
思わず笑いが止まらなくなっちゃうじゃないのよ。
だいたい、彼らを仲間にするために、
わたしたちがどれだけ苦労したと…。

「相手は大国。今ここで事を構えるのは得策ではない」

知ったこっちゃないわよ。
あぁ… なんかストーリーが『サラディナーサ』とかぶるわ…。
うぬぬぬぬ…。
許すまじフェリペ2世。
わたしとあの方の仲を引き裂こうとするなんてぇぇ。
外圧に負ける方も負ける方だわ。
それじゃなんのためにフロンテーラ…じゃなくって海の旅団と
手を組んだんだかわかんないじゃない。

「そして海の旅団を養うだけの金もないのぢゃ」(意訳)

あぁそう…。
それで海賊の財宝をアテにしてるってワケね。
まったく、情けない話だわ…。

あぁ…
どうして世界の海を吹く風は、
わたしに不幸ばかりを運んでくるのかしら…。


やる気ダウン


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


「やっと見つけたぜ ナナリー・ナナスタシア!」

なんだか、今日はやたらと名前を呼ばれる日ねぇ。
しかもこんな遠い町で。

──あら、フレデリクさんじゃない。
ごきげんよう。
今までどうしてたの?


残念

うん、知ってる。
まったく、わたしたちの苦労はなんだったのかしらね。
あなたからも文句のひとつくらい、言っておいた方がいいわよ。
思えば、海の旅団には迷惑ばかりかけているような気がするわ。
主にライザさんが。

はぁ~あ、
こんなことじゃ、わたしまで嫌われちゃうじゃない。
冗談じゃないわ。


収拾?

どこへ行くつもりって、ロンドンに帰るつもりなんだけど?
事態の収拾って言ったってね、
イスパニアとイングランドの外交上の話でしょ?
一介の会計士がどうこうできる問題じゃないわ。
全財産だって、残り30万くらいしかないのよ。
わたしにできることといったら… そうねぇ。

エグモント様と密会して、説得することくらいかしら…。
そのまま逆に説得されて、
ネーデルランドに亡命しちゃうかも知れないけどね。
…まぁ、名声足らないから、亡命したくてもできないんだけどさ。

あぁ、そうそう。
愛しのライザさんなら、
沈めるはずだったマクレガーと一緒にインドまで行ってるわよ。


ガンバレ旦那

今までさんざん人を頼っておいて、
おいしいところは独り占めなんだから…。
まったく、いい性格してるわよね。
あなたも気をつけないとマクレガーに取られちゃうよ。
彼女、どうもああいった粗野な感じの男性がタイプみたいだから。

「…はは 豪勢な話だな よし 決めた」

お、旦那ぁ、いよいよ攻勢に打って出ますか?
そうよねぇ。
意中の、しかも両想い確定の女(ひと)に
フラフラされちゃ、たまんないわよね。
ガンバレ、旦那。
わたしは旦那を応援するよ。

「俺もついてくぜ!」

だぁから、
わたしはこれから帰るんだってば!

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 13:17 | コメント (7)

2005年07月23日

振り向けばヤツがいる

モラと釣り竿でを装備しながら釣りしてると、
やっぱ経験の伸びが違うわね。

というわけで、釣りランクが6になりました。


何が釣れる?

ずっと非優遇で上げてきてるのに、
このまま行けば調理のランクを抜いてしまいそうな勢い。 (笑
それにしてもこれ、どのくらいのランクになれば、
サメとか釣れるようになるのかしら。
マンボウは2匹とか一度に釣れる(どうやって?)ようになったけど、
サメはまだ釣ったことがないのよねぇ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、紅海の探索も終えて、今日はいよいよペルシャ湾。
こないだどっかで憶えたペルシア語も、
やっと役立ってくれるのかしら。


葡萄の親戚

やってきましたマスカット。
このマスカットって、あの果物のマスカットと関係あるのかな。
マスカット原産だから、マスカットとか…?

うぅ…。
マスカットマスカット言ってたら、
なんか気持ち悪くなってきた…。
何を隠そう、わたしはマスカットが大っっ嫌いなのです。
あの匂いがダメなのよねぇ。
巨峰とかデラウェア(゚Д゚)とかは全然平気なんだけどね。
まぁ、巨峰は皮むくのめんどくさいから、あんま食べないけど。
世に溢れるマスカット味のガムとかマスカット味のキャンデーとか、
マスカット味のジュースとか…。なんだかとっても許せないわ。
平気な人は葡萄と変わらないとか言うんだけどねぇ…。
わたしにはカニとエビフライくらいの違いがあるわ。

まぁ、そんなこんなで
マスカットから早く立ち去りたいなぁとか思っていたら、
またもやあの男がわたしの前に現れました。


もはや連続出演

どうやらわたしは、バッチリ狙われているみたい。 (笑
このアフリカ遠征に出てから、
これで何日連続で遭遇してるんだろう。
やっぱアレね。
1人じゃないっていう噂は、本当なのかも知れないわね。

さて、そんな複数人疑惑やらジゴロ疑惑やらストーカー疑惑やら
噂に事欠かないフォクトさんとお別れして、
わたしたちはオマーン湾からペルシャ湾へと移動。

かつてすっごい儲け話があったといわれる町に到着しました。


名探偵?

ここが噂のホルムズ。
名前だけは何度も聞いたことがあるわね。
具体的にどんな儲け話があったのかは知らないけど。
今でもぼちぼち人がいるみたいだし、
そこそこ儲かる話があるのかもしれないわ。

まぁ、そのあたりの検証と情報集めは、
また今度にしましょ(ずっとやらないかもしれないけど)。
わたしたちはまだまだ先に行かなきゃいけないのよ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


いよいよ、今回の遠征の採集寄港地(と思われる)で、
ペルシャ湾のいちばん奥にある町、
バスラへとやってまいりました。


奥の奥

いやぁ、思えば遠くに来たものねぇ。
地図を眺めていると感心してしまうわ。

…と、この近くにある川って、
あの有名なチグリス川とユーフラテス川じゃないの。
へぇ、こーんなところにあったんだぁ。
ってことは、
ひょっとしてこの近くでメソポタミア文明に関する遺跡が
見つかったりするのかしら。
メソポタミア文明って、あまりよく知らないのよねぇ。
勉強するいい機会になりそう。

いいわねいいわね。
また今度ゆっくり探検しに来ることにしましょう。


あれ?

――ん?
あ、あれ…?
あなた、どうしてこんなところにいるの…?
ついさっきまでマスカットにいたわよね。

うーん。
古代文明よりまず先に、
この人のミステリーを解き明かさないといけないかも知れないわ。
なにか知ってはいけない謎を抱えていそうな気もするけど…。


そして帰路へ

さて、これで現時点で行けるだけのところまで
行ったことになるのかしら。
途中、どこか抜かしちゃってるところとかないかな。

それじゃあ、気をつけて帰ることにしましょうか。
家に着くまでが遠足よ。
とりあえず目指すはザンジバル。
お話が進んでるといいなぁ。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 13:30 | コメント (1)

2005年07月21日

紅海航海大公開!

大(?)海賊マクレガーに連れ添って、
アフリカ大陸をさらに北上したライザ様。
そしてまんまと取り残されたわたしたち…。

あのぉ。
わたしたちもこれから北上する予定だったんですけどぉ。
より強そう(そうでもないけど)な男が見つかったから、
わたしはもうお払い箱なんですか?

まぁ、それはそれでありがたいんだけど。

しょうがないので、とりあえず出航所役人さんに相談。


あなたのお名前なんてーの

マクレガーを倒した(手なずけた?)ことが、
町で噂になってるみたいね。
わたしは刻印を一回投げつけただけで、
とくに何もしてないんだけど…。


やめとくわ

こういう場面では、やっぱ名乗らないのが爽やかでかっこいいわよね。
いやいやいやいや、名乗るほどのものじゃぁございやせん。
ただのケチな商人でさぁって。
てゆーか、実際名乗るほどの者じゃないんだけどね。


またまたぁ

かっこよく去ろうと思ってたら、しつこく食い下がってきました。
いいのよわたしの名前なんて別に。
麗しき女商人、とでもしておいてちょうだい。

役:そうおっしゃらずに!

そぉ? そんなに聞きたぁい?
じゃぁ…。
なんて、そんな手にはかからないわっ!
名乗らないったら名乗らないの!

役:そうおっしゃらずに!

えぇい、しつこいっ!

役:そうおっしゃらずに!

以後、無限ループ――

…け、結局、名乗らされてしまった。
だって、そうしないと町から出してもらえなさそうだったし…。
まるでエステか化粧品のキャッチみたいよね。
こんな悪徳役人、のさばらせてはおけないわ。
1日も早く撲滅されるよう、神に祈っておきましょう。 ( ̄人 ̄)


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


出航所役人さんの話では、
なんかイングランドの紳士がわたしを捜しているとのこと。
しばらくしてから来てくださいって言うけれど、
しばらくってどれくらいかしら。
このまま北上して行けるところまで行って、
帰ってくる頃にはその紳士と会える?

まぁ、そのままザンジバルで待っていても埒があかないので、
とりあえずそのまま北上。
モンバサとかいう補給港でがっかりさせられたのち、
いよいよ紅海の入り口に到着いたしました。


もがー

あでーん

ほほぅ、ここが噂のアデンね。
この町にはイケメンがいるっていう話だけど…ぉお?


いたいた

まっ、また出たなフォクトやん!
しかも今日はわたしを待ち伏せしていた様子…。
意外と早かったとか言ってるし。
いやだわ。
いったいどこから、わたしの行動が漏れているのかしら…。
世の中って怖いわね~。

で、いよいよ噂のイケメンとご対面。
みんなの心を癒す酒場男、サハルきゅん。


サハルん

え… 地味… ですか?
た、確かに色合いはちょっとシックかもしれないけど…。
わたし、そんなに派手好きに見える?

くっ、しょうがない。
こうなったら新しい服を調達して、
地味なわたしからイメージチェンジしてやるわ。
ちょうどよく、このアデンには新しい服が売ってるしね。


ガンドゥーラ

前にも一度来たことがあるわね、ガンドゥーラ。
名前の響きとデザインからインドの方の服かと思ってたけど、
説明書きを読むと、北アフリカの伝統的な服なんですって。

ふぅん、勉強になるわ。
というわけで、
新しく見つけたかわいい帽子と合わせてコーディネート。


どうどう?

よし、上出来っ。
これならサハルんも地味だなんて言わないでしょ。
って思ったら、こんどはノーコメントでした…。
ひどいやサハルん…。 (ノ_<。)


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、いよいよやってきましたっ。
紅海のいっちばん奥の町、スエズですっ。


運河で有名ね

ここまで来るのは大変だったぁ…。
いやぁ、こんな思いをしたのは黒海以来ね。
色がつく海は危険なんだなぁ。うん。
あんなにガレーばっかじゃ、さすがにやってられないわよ。

…にしてもここ、人がいないわね。
まぁ、無理もないかも知れないけど。

と、ここでも新作の被り物を発見!
ヒジャーブとかいう、不思議な名前のターバン。


三つ編み込みで

買ったら色を変えて、さっそく着用。


うーん

お風呂上がって、頭にタオル巻いてるみたいね…。
正直、わたしには合わないわコレ。
背の低い子がつけてると可愛いんだけどねぇ。
うーん…。
誰かにあげよ。


ととっ
紅海の一番奥まで行ったのはいいんだけど、
途中で町をひとつ抜かしてたわ。


帰りに発見

ふぅ、危うく気づかずに放置するところだったわ。
黒海と同じように、もうしばらく来ることもなさそうだしねぇ。
まぁとりあえず、これで紅海の町は全部発見したかな?

よし、明日はいよいよペルシャ湾だ~っ。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 11:53 | コメント (3)

2005年07月20日

キボウの向こう側でライザ様がのたまう

さて本日は、いよいよ大海賊マクレガーと対峙すべく、
喜望峰の向こう側へと旅立つ日なのであります。
さらば西アフリカ、さらばケープ。
命あったときにはまた会おうっ。


絨毯みたい

…なんか、すっごい柄の帆ね。
こんな帆で海賊行為してたら、それは印象に残るでしょう。
名前オレンジ色だったしね。

それにしても、アフリカに来てこのかた、
一度もPC海賊に襲われてないのよね。
町中ではよく見かけるんだけどねぇ。
いやまぁ、会わないに越したことはないんだけどさ。

そんなわけでアフリカ大陸最南端をぐるりとまわり、
北東に進路をとるわけであります。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


まっ、町が遠いっ。
行けども行けども、次の集落が見えないわ。
念のために20日分の食料を積んでおいてよかったぁ。
でも、補給港でもいいからそろそろ見えてこないと、
ちょっと不安になってくるわね。
まぁ、こうやって陸地に張り付いて上陸してれば、
遭難することだけはないけれど。


新たな町

っと、やっと見えてきたぁ。
いやぁ、ここまで遠かったわぁ。
ロンドン-セビリアくらいの日数がかかったわ。
水と食料の心配はなかったんだけど、
資材と砲弾が不安だったのよね。

よし、久々の上陸~。


ソとファとラ

なんだか町並みがイスラ~ムね。
どうしてこんな世界の果てでイスラ~ムなのかしら。
と思って調べてみたら、
12世紀頃にイスラム勢力が作った町なんですって。
こーんな遠いところにわざわざ町を作るなんて、
イスラ~ムの人たちもなかなかやるわね。

あぁでも、目的のマクレガーはここにはいないみたい。
しょうがない。
次をあたりましょう。


それにしても、喜望峰を越えると、
いままで見たこともないような魚が釣れるようになるわね。
グルクマとか、ヒラアジとか。

グルクマは水族館なんかに、さりげなくいることがあるみたいね。
サバ科の魚だけあって、やっぱサバに似てるらしいわ。
ヒラアジ… これはなに? アジなの?
アジの仲間なの?
姿形がずいぶん違うようだけれど。
てゆーか顔が怖いわ。目の大きい魚は嫌いよ。

うーん お魚の世界も奥が深い。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


次に上陸した町は、


じゃーん

モザンビークでーっす。
誰もが一度は聞いたことがある名前、モザンビーク。
なんで聞いたことがあるのかはわかんないけど。
それにしても、ここは町から見える海が綺麗ね~。
エメラルドグリーンの海とは、まさにこのことだわ。
こういう綺麗な風景を見ると、
写真を撮らずにはいられないのよね。


緑青色の海

でも、やっぱこの町にもマクレガーはいないみたい。
というわけで次の町ね。
ザンジバルっていう、
どっかで聞いたことがあるような名前の町なんだけれど、
そこでようやく目的の物に出会えたようです。


むちゃゆーな

えー。
長い船旅を終えて、やっとたどり着いたんだよ~?
明日でいいじゃな~い。
ちょっとくらいゆっくりしたって、
マクレガーは逃げたりしないわよ。たぶんね。


HaHaHa

ほぉら。
地元の商人さんも、呆れて笑ってるわ。
それじゃわたしは、一足先に上陸させてもらうわね。


イスラ~ム

ここもイスラ~ムな感じの町並みね。
こう言っちゃ失礼かも知れないけど、
暗黒大陸と呼ばれる未開の地に、
こういった先進的な町並みが広がってると、
ちょっと異様な感じがするわね。

あそうそう。
ここにはあたらしい服が売ってたのよ。
新しい服って久しぶりだなぁ~。
この喜びをしばらく忘れてたわ。

というわけで、これが新しく買った"マサイビーズ"


マサイビーズ

マサイビーズって言うくらいだから、
この首とか腕とか腰に巻いてるのがそれなんでしょうね。
服と言うよりは、アクセサリー?

それにしても、アフリカの服は華やかでいいわねぇ。
カリブとかの服もそうだけど、
気温が高いと鮮やかな色遣いになるのかしら。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、と。
マクレガーよマクレガー。
近くにいるんだから倒しに行こうって、
ライザ様と相棒がうるさく言うのよ。
しょうがないから、そのマクレガーを探しに港を出たわ。


出待ちPK?

いきなり目の前にいるし…。
びっくりっていうか、思わず笑っちゃうわね。
なにもそんな目の前で待ってなくってもって感じ。(笑

さっそくマクレガーに喧嘩を売りに行く、血気盛んな相棒。
わたしはその背後をのろのろと追従。


愚かです

う~ん 別にねぇ、挑みたくって挑んでるわけじゃあないのよ。
こればかりは勅命だからね。
張り切ってる人も若干名いるみたいだし。


勝ってみせて

… … …。
あのぉ。
あまり言いたくはないのだけれど、
あなたの何を信じたらいいのか、わかりません。
そんなに気張らなくてもいいから、
沈まないように気をつけていてください。

うゎ、始まったっ。
相手は大海賊と恐れられたマクレガー!
いったいどんな大艦隊を相手にさせられるのかっ。

…って、1隻?
え、大海賊でしょ?
たかが(って言っちゃアレだけど)戦闘用ガレオン1隻で…?

勇敢だけど…、愚か者ね。


戦乙女の刻印っ

これもひさびさの刻印攻撃っ。
そして相棒の機雷と砲撃っ。
迫り来るライザ艦っ。
いや、何もしなくていいデスっ、まぢで。

とまぁ、アフリカ沿岸にもまれたわたしたちに、
たかが戦闘用ガレオン1隻が太刀打ちできるはずもなく…。


_| ̄|〇

…なんか打ちひしがれてます。
本気で負けないとでも思っていたのでしょうか。
まったく、目を覆いたくなるような、情けない大海賊様です。

でもね…、
この大海賊様が本当に凄いのは、実はこれからだったのよ。


えっ!?

耳を疑うような、ライザ様の言葉。
あなた、そんな性格でしたっけ…?
っていうか、

あんた何もしてないじゃんっ! (ノ`△´)ノ

いるわよね、こういう人の努力を自分の手柄にする人って。
ライザ様がそういう人だったとは思わなかったわ。


やばいです

笑ってるよ…。
どこか壊れちゃったのかな。
でもねマクレガーさん。
悪いことは言わないから、この娘だけはやめときなさい。
すでに男だっているんだから。
って、奪うのは海賊の得意技か。


言っちゃった

えーーーーっ。
ちょっとちょっとマクレガーさん。
あっさり負けちゃってショックに打ちひしがれてるのはわかるけど、
もうちょっと冷静になった方がいいと思うわ。
まだ人生を投げちゃうには早いわよ。

うわ、本気だこの人。
本気で全財産をライザ様に貢ぐつもりだっ。
ホント、ロクなことにならないわよっ。

あー、行っちゃった…。
いつもはわたしと一緒じゃなきゃ何もできないライザ様が、
「あなたはここに残って」ですって。

女は男で変わるって言うけど…、ねぇ…。


ココロノコエ

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 19:22 | コメント (2)

2005年07月18日

キボウに向かって

ちょっと聞いてよ。
こないだフォクトさんからいただいたセイレーンの船首像が
いきなり役に立ってくれたのよ!


歴史的瞬間

壊血病すら自然治癒させるビックリパワー。
いやぁ、さすがわたしの見込んだセイレーンだけあるわ。
…にしても、まともに船首像が働いたのを見たのは、
これが初めてかも知れない…。

わたしって、やっぱちょっとリアルラック低いのかしらねぇ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


というわけで、
第4次アフリカ遠征に出発する日がやってまいりました。
まだ片手で数えられるくらいしか、
あっちに行ったことがないってのがアレですが…。

一度遠征すると、数日帰ってこなくなるからねぇ。
今回はケープの向こうまで行ってみるつもりだから、
下手したら3日じゃすまないかも…。
我ながらローペースだなぁ。

まぁ、ともかく出発~。


行ってきます

さらばリスボン、しばしの別れだ。


やってきた

そしてこんにちはアフリカ。
またしばらく世話になるわ。

と、まずはたんまりと積んだお酒をどこかで売らないとね。
ホント、アフリカの人たちってお酒が大好きよね。
酒場になんてお酒しか置いてないんだもん。
しかもわりと強めなのばっか。
ウイスキーとかアクアビットとかがよく売れるのもわかる気がするわ。


いい値段

いい経験

よし、いい値っ
今回の売り場は、ここに決めたっ。
アクアビットとウイスキーが、両方とも高く売れるって
なかなかないのよねぇ。
まぁ、ウイスキーはちょっと安めな相場だけど、
これ以上欲張るとロクなことにならない予感。

やっぱ商売はタイミングが肝心っ だからねっ。
そして交易経験もガッポリゲット! v(≧∇≦)v
憧れのピンネースまで、あと1レベルに迫ったわ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


今回はリスボンを出発する前に、
ちょっとお仕事を請けてきたのよ。

こんな感じのを。


七つの星

☆7つよ、ななつ!
距離的に遠いからってのもあるんだろうけど、
いったいどんなのを相手にしなきゃいけないのか、
想像するだけでも恐ろしくなってくるわ。 ( > < ;)

で、出てきたのがコレ。


サムブ艦隊

ひぃえぇぇぇぇっ ヾ(。><)シ
かっ、勝てないよこんなのっ!
逃げよう逃げようっ。

え、やるの?

…まじ? まじ本気?

ででででも、こっちはたった2隻なのよ?
2隻でこの数を相手しようだなんて、無理無茶無謀って感じよ?
え、パウンドケーキ投げろって?
しょうがないなぁ… ちゃんと受け取りなさいよ。

とぉりゃぁぁぁぁっ。

(ここからは音声のみでお楽しみください)
どどーん ぼこーん うわー がきーん きんちゃらきんちゃら
ぴきーん どどどどーん うわー ぴこーん きんちゃらきんちゃら
ぱぱぱぱー

…あれ、
勝っちゃったよ…。
あそっかぁ、旗艦に白兵を仕掛けてたのねぇ。
あんな密集された中で、
よくまぁうまい具合に白兵に持ち込めたわね。
たいしたもんだ。
うん。

よし、じゃあサンジョルジュを華麗にスルーして、
一気にケープを目指しましょう!


って、さすがにアビジャンからケープまで行くのは難しかったから、
途中でやむなくカリビブに寄港。

…なんか、すっごいにぎやかなんですけど。
なんか、イスパニア人ばっかりだし。
しかも、あちらこちらにちらほらとイスパニア海賊が見えるんですけどぉ。


心の声

はっはっは。
もう笑うしかないわね…。

まぁ、さしものイスパニア海賊も、
滞在中に襲いかかってくることはないでしょう。
…ないわよね。
あってなるものですか。

何事かと思ったら、ダイヤが15%OFFの爆安セールだったわ。
どこで情報交換してるのか知らないけど、
それでこんなににぎやかなのかぁ。
なんていうか、大変よね。

さてと、わたしたちは先を急ぎましょう。
本日の目的地は、もうすぐそこよ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


とゆーわけで、アフリカ最南端のケープに到着~。
さっそくおばちゃんに、お仕事の報告に行かなきゃね。
考えてみれば、リスボンで請けた仕事をアビジャン近海でこなして、
そしてケープで報告するってすごいわよね。
ひとつの依頼でアフリカ縦断してるわ。


つれない

ンもぅ~ おばちゃんったら、いけずなんだからぁ~。
しょうがないなぁ。
ナナリー秘蔵のコレクションから、とっておきの逸品を出してあげるわ。


人、それを袖の下と言う

これはねぇ、
見た目はちょぉっと悪いけど、
それはそれは名高い匠の手によって作られたものなのよ~。
なんということでしょうって思わず口走っちゃうくらいの
ビックリギミック満載なんだから。
あんな高いところに窓なんて作っちゃって、
いったいどうやって掃除するのよアレ、とか、
そんなオシャレな収納式テーブルなんて作ったって、
どうせ出しっぱなしになっちゃうんだから、とか。


ザ、現金

んじゃ、よろしくね。おばちゃん。

ん? あれ、フォクトさんじゃないの。
こんなアフリカ最南端の地で会うなんて、奇遇ねぇ。


たまたま

あなたが作ってくれた船首像、とっても役に立ったわ。
やっぱ思い入れのあるものをつけると、
実際の効果があった時の感動も大きいわねぇ。

またよろしくね~。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 13:56 | コメント (6)

2005年07月17日

いそいそと旅支度

告白します。

バーメイドドレスってあるじゃないですか。
あれ、わたし好きなんですよね。
でも、でもね。つい最近まで、

オスロで売ってくれること知りませんでした!


売ってた

いやぁ、最近ロンドンとかでも露店で売ってないからさぁ。
なかなか買えなくて困るなぁとか思ってたのよね…。
…普通に買えるじゃないの、ねぇ。
やだなぁ。 (〃∇〃)ゞ
なんでもっと早く教えてくれないのよぉ(誰が)。

というわけで、久々に着用。


ご満悦

涼しい背中

外すの忘れてたショートソードが、
腕を突き抜けちゃってるのはご愛敬。 (笑

今のところ、普段着としては○皮飾ペチコートと
このバーメイドドレスがお気に入りね
両方常備してれば、もう完璧


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、東地中海交通安全週間も終わり、
世はまさに大海戦!
――なんだけど、わたしは第4次アフリカ遠征のための
準備をすすめておりました。

いやね、前にも言ったと思うけど、
午後10時開戦ってわたしにとってはちょっと早いのよ。
なんか、噂では今回はかなりの接戦みたいね。
盛り上がってそうで、羨ましいわ。

というわけで、
アフリカに行くときはお酒を積み込む! と
こないだから決めているわたしは、
ベルゲンとエディンバラでお酒をしこたま積み込んだわけです。

ざっとこれくらい。


酒まみれ

考えてみれば、今の船でアフリカに行くのは初めてよね。
こんどは前と違ってスピードが出せる船だから、
アフリカの海を走るのが楽しみだわ。

っと、あれ?
荷物の整理をしてたら、バインダーから何か出てきた…。


忘れられてたモノ

って、地図じゃんっ。

あ、そっかぁ。
東地中海にいる間、なぜかカレー近くの地図を持ってたのよね。
いつかロンドンに帰ったら、
そのときに調査しに行こうと思ってたんだけど、
すっかり忘れてたわ。

よしっ。
じゃあせっかくだから、
アフリカに向かう前に探索しに行っちゃおう!


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


カレーくらいだと、草原も平和でいいわねぇ。
~くずれとかいろいろいたりもするけど、
もはや目も合わせてくれなくなったわ。
嬉しいような、寂しいような。


みっけ

お、あったあった。
なんかこのアングルって、アレよね。
心霊写真みたいよね。

それではご覧いただこう…。
写真中央の軍人くずれが、不気味な光に包まれている…。

みたいな。 (笑

さ、不幸がまとわりついてる軍人くずれさんには悪いけど、
気にせずちゃっちゃと掘って、さっさと帰るわよ。


疲れてるみたい

…あら?
なにか布きれみたいなのが出てきたわ。


修道衣

さびさび

おぉ~。
修道衣じゃな~い。
いいわね、いいわね。
シスター萌えのわたしには、たまらない一品だわ。
長いこと埋められてたみたいだし、
大丈夫かよって気もしないでもないけど、
さっそく着てみましょう!

あれ? サイズが…。
ってこれ、男物じゃんっ!
はぁ~、どうりでぶかぶかだと思ったわ…。

まぁいいや、相棒、あげる。


あげた

うん。
まぁまぁ似合うんじゃないの?

そのまま心も清らかになってくれれば、どれだけいいか。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 22:29 | コメント (1)

2005年07月15日

サイアクナシゴト

ナポリで気になったお仕事。

海事ギルドに持ち込まれた依頼なんだけれど、
その名も"内容不明の依頼"。
冒険者ギルドの依頼なみの謎加減。


親分であって船長じゃない?

ギルドの仲介人って、たまにすごくいい加減よね。
こないだのピラミッドのときの「気が向いたら~」とか。
依頼を受けた人にしか内容は話せないって言ってるのに、
聞くだけ聞いてみなときたもの。

まぁ、なんだかわからなくて面白そうだから請けるけどね。


がんばるわよ

…戦果?
なんか前にもこんな疑問を持ったような気がするけど、
まだ何をやるかわからないのに、戦果…?

仲介人さん、あなたは予言者ですか?


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


それじゃあ、
親分さんの所に依頼の内容を聞きにいきましょうか。

船乗りの親分さんが海事ギルドに依頼、か…。
船の護衛かなにかかしら。
あでも、それなら船長さんが依頼してきてもよさそうよね。
なんだか、考えれば考えるほど謎が深まるわ。

何が起こるかわからないし、
気を引き締めていきましょう。


おやびんさんと娘さん

談笑…してるわね。
ねぇ、ほんっとうにこの人が今回の依頼人なわけ?
そう、よね。
酒場の近くにいる船乗りの親分さんなんて、他にいないものね。
なんかあまり困ってるようには見えないけど…。
まぁ、いいわ。
詳しい話を聞いてみましょう。


うそぴょーん

は、

はいぃぃぃいっ!?

いったい何を言い出すのよ、あなたはっ!
いいこと?
わたしはね、見栄で嘘をつく人間が嫌いなの。
そんな虚構で外見を取り繕ったって、
その分中身はがらんどうになっていくだけよ?

手遅れにならないうちに、
真実をぶっちゃけることをオススメするわ。

ね、お嬢さん。


ね、親分さん

あぁ、そぅ… (  ̄д ̄;)

あなた、思いこみが激しいってよく言われない?
そんなに瞳をキラキラさせて…。

まぁこの際その見栄っ張りのことはおいとくとして、
いいこと? よぉく考えなさい。
それまで誰もかなわなかった海賊が
うろうろしていたような所に行きたいの?
ラスパルマス沖を水着で泳ぐようなものよ?
…例えがわからなければ、いいわ。

とにかく、いつ第2の海賊が現れるかわからないような海域なの。
悪いこと言わないから考え直しなさい。


引けなきゃ押せ

あぁもう、勝手になさい。わたしは知りません。

へぇへぇ、偉大な親分さんと可憐なお嬢さんのために、
その海域の海賊を片っ端から沈めておいてあげるわよ。
まったく、なぁんでこのわたしが
ホラの後始末をしなきゃならないのよ。

くっっっだらないったら、ありゃしない。 ( ̄△ ̄#)


いけしゃあしゃあと

わたしはアンタに目も当てられないわっ!


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


はぁ~ (´Д`)
こぉんな気の進まない仕事はひさびさね…。
"報酬は出すからさ"って、
ロクでもない依頼人の常套句よね。
お金を出しゃいいってもんでもないでしょうに…。

見栄をはるために嘘をついたって、
そんなのすぐにバレることになるのにねぇ。
それが男のサガってやつなの?
…よくわからないわ。


ある意味被害者

あー、出てきた出てきた。

ホント、ごめんなさいねぇ。
あなたたちにはこれっぽっちの恨みもないんだけれど、
このくだらないお仕事のために、
ちょっと沈んでいてもらえるかしら?

あぁ、そうそう。
なるべく強そうな格好で沈んでいてね。

うんうん、そんな感じでお願い。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


やれやれ、ホントばかばかしい仕事だったわねぇ。
こんなことのために沈められてしまった海賊も気の毒よね。

でもま、最後にいいことがあったから、
今日のことは水に流してあげるわ。

わたしってば、優しいなぁ。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 19:38 | コメント (1)

2005年07月13日

そしてまた危険な海に

また今日もひとつ、念願がかなっちゃったわ。
かなえてくれたのは、お馴染みのフォクトさん。
んで、その念願ってのが、これ。


うなるサイレン

いやぁほら、
やっぱ"クリムゾン・サイレン"っていう名前をつけてる以上、
船首像はセイレーンじゃなきゃダメでしょう。
前々からセイレーンの像があるってのは聞いてたんだけど、
実物を見たのはこれが初めてなのよね。
性能が性能だけに、誰も使わないんだとか。

わたしはほら、性能よりイメージ重視だから。(笑
アイドルはイメージが大事なのよ。 ☆~(ゝ。∂)

そこ、投げる石を探さないっ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、いよいよ東地中海交通安全週間も終わりが近づいてきました。
といわけで、今日は手持ちの地図を消化するため、
掘って掘って掘りまくるわよ~。

おー。


振りかぶってぇ

と、いつものようにツルハシで発掘作業。
そして掘り出したものは、ちょっと意外なもの。


石切場?

これはピラミッドとか神殿とかに使った石材かなぁ。
さすがにこれは持って帰れないよね。
ひと掴みじゃただの石ころだし。

でもさぁ、
なにもツルハシなんて使わなくても、
これは見ればわかるんじゃないかなぁと思うワケよ。
どう?


ネックレス

おぉっ!?
ネックレスじゃなーい。
いいわねいいわね~。
どう、にあう? なぁんてね (´▽`)
でも、ちょっとメッキがはげちゃってるのが残念ね。
あんまり高くは売れないかも。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、次は~っと。


サイズが問題

…え
こ、ここなの…?
ここを掘るの…?

…まじ?

やぁだなぁ。
いくらわたしでも、人骨に手を出す趣味はなくってよ。
って、このしゃれこうべ、ちょっと大きくない?
そのまますぽっとかぶれそうなんだけど…。

いやっ かぶらないから!

しかし、見れば見るほど大きいわねぇ。
こんな大きな頭蓋骨を持ってるのは、
ギガントピテクスあの生き物くらいしか知らないわ。
まだまだ世界は不思議が多いわねぇ。
さ、帰りましょ。

… … …

えぇぇぇ。
やっぱ掘るのぉぉぉ?
こんなとこ掘ったって、ロクなもの出てきゃしないわよ。絶対。

わぁかったわよ。
掘るわよ。
掘ればいいんでしょ?
変なもん出てきたって、責任とらないからね。


こんなんでました

うぅわぁぁぁあっ
だからっ、だからやめようって言ったのにぃ!
こんなの掘り返して、呪われたらどーするのっ。
夢の中でウホウホ言いながら追っかけてきたら、
どう責任とってくれるのよぉ。 o(;△;)o


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


なにげにかっこよく撮れたので、なんとなく掲載。


きめっ

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 18:47 | コメント (10)

2005年07月12日

遙かな時に思いをはせて

あの依頼が、ここイスタンブールで出たんだから、
このお仕事もどこか別のところででるのかな~と思っていたら、
やっぱりイスタンブールで出てくれました。

トルコの人って、好奇心旺盛~

んで、そのお仕事ってのが、これ


ごーとぅーぎざ

きたきたっ
きましたよ~。

念願のピラミッド調査!

わたしは今、人生のピークを迎えております! ヽ(´▽`)/
気が向いたらですって?
やぁねぇ、気が向かないわけないじゃなーい。
えぇ、行きますとも。今すぐに!

それじゃさっそく、
このミッションを成功させるための精鋭を揃えましょう。
メンバーはこの4人がベストみたいね。


Impossible Mission Four

なお、噂のラミアたんに見つかり、あるいは殺されても
当局はいっさい関知しないのでそのつもりで。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


というわけで、やってきました!
今日の不思議の舞台は、エジプト!
まずはカイロの休憩所に行って、
聞き込みをしてみたいと思います。


ほっほぅ、たくさんあるですか。
ひょっとして、正四角錐なピラミッドだけじゃなくて、
未完成だったり斜面が途中で屈折してたり、
屈折どころか階段状になってたりするやつもあったりする?

いちばん大きいやつかぁ。
それもいいんだけど、
どうせなら有名どこは片っ端からあたりたいわよね。
贅沢?
うん、そう思う。


文化遺産は大切に

王墓か神殿か結局の所よくわからないとか、
(両方だっていう話もあるけど)
作っていたのは奴隷じゃなかったとか、
ずいぶんと気軽になにげなく"最新の説"を語ってくれるじゃない。
いやまぁ、今更間違った説明はできないってのはわかるんだけど。

でもね、わたし的には宇宙人のための目印だとか、
UFOの発着場だったっていうのも捨てがたいと思うのよ。
うん。

…本気にしないでね。

よしっ。
必要な情報も集まったことだし、
いざカイロの対岸に行きましょう!

よっしゃぁぁ わくわくしてきた~。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


どっちを見ても、砂か岩。
草の一本も生えちゃいない。
そんな荒廃した大地を進むわたしたち。


渡る世間は砂ばかり

斜め岩

すっかりお馴染みとなってまいりました、
遺跡へと続く岩戸です。
この向こうに目標のものが待っている!
というわけで、さっそく乗り越えていきまっしょう!

そして岩戸を越えたその先には――


みーえーたーぞー

すふぃーんくすー!

頭は人、体はライオンっていう、
ワケわかんない生き物の像。
もっとも、今はまだ頭しか見えてないけど。


並んで

ちょっと顔の大きさ比較。
わたしもまだまだ負けてない?
いえいえとんでもない。
近くに寄ってみると、


でかい顔してからに

こーんなに大きいんです。
やっぱ下から見上げると、迫力が違うわねぇ。
この頃はまだ鼻も髭もあるし。
鼻は射撃訓練で撃たれて壊れちゃったって、
髭はイングランド人が持って帰っちゃったとか。

ホント、文化遺産は大事にしようよ…。


遺産を守ろう

というわけで、文化遺産保護を訴えつつ、記念撮影。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、スフィンクスを回り込むようにして進んでいくと、
いよいよ目的のアレが見えてきました。

けっこう距離があるように見えるんだけど…。
それでもこの高さに見えるってことは、
目的のアレは相当な大きさってことよね。


丘の上から

近づきたいの

うっわ でかっ。
アブシンベル神殿も大きかったけど、
このピラミッドの大きさはけた違いね。
近づけば近づくほど、その大きさに圧倒されるわ。


ちょー巨大

近づくと画面のなかに収まりきらないから、遠くから撮影。
これで迫力が伝わるかしら。
いやー、ホントに大きいわねぇ。

カフラー王のピラミッドは。

そう。
いちばん大きいクフ王のピラミッドを見に来たつもりなんだけど、
実はこれ、2番目に大きいカフラー王のもの。
その昔、ピラミッドはこんな段々ではなく、
化粧石によって綺麗な斜面を見せていたのよ。
モスクを造る材料にするために、
みんなはがされちゃったわけだけれど…。

で、登頂部分にかろうじて化粧板が残ってるのが、
カフラー王のピラミッドの特徴。
実際の写真はこちら

クフ王のピラミッドは全部綺麗にひっぺがされてしまって、
このような無惨な姿に…。

ホント、歴史遺産は大事にしようよ…。 (ノ_<。)

さて、気を取り直して、依頼である入り口の探索へ。


噂の人

いたいた。
エジプトのアイドル、ラミアたん23才。
あんなのに捕まったら、薄着のわたしはイチコロね。
逃げる暇もあるかどうか。(笑

捕まらないように慎重に近づいてから…

相棒を囮にしてだーっしゅっ ε=ε=ε=ヘ(;°∇°)ノ

ふぅ (;´o`)
なんとか無事に通過できたわ。
ほんと、ヒヤヒヤさせてくれるわねぇ。ラミアたん。

というわけでピラミッドの入り口をはっけ~ん。


ツーショット

うん。
やっぱこのピラミッドはカフラー王のものだわ。
こうやってスフィンクスのバックに見えるのは、
カフラー王のピラミッド。
クフ王のピラミッドはもうちょっと右に位置してるのよね。
こんな感じで。

ささ、ラミアたんも切り抜けたことだし、
いざピラミッド内部に突入よ!


ミイラ入ってる?

おぉぉ
ここが玄室かぁ~。
って、棺が安置されてるし。 (笑
これ、カフラー王なのかしら。
この中に、あの包帯ぐるぐる巻きのミイラが入ってるのね。
ちょっと開けてみようかしら。 (笑
いや、冗談よ。


えんやこら

って、
ちょっとそこっ!
貴重な遺産を傷つけようとするなーー!
この罰当たりがっ!

悪いことはいわないわ。
ここはこのままそっとしておきましょう。
ファラオの呪いは、それはそれは恐ろしいんだから。


人類の英知に

というわけで、ピラミッドの前
(とってもだいぶ離れてるけど)で記念撮影。

アブシンベル神殿に、ピラミッド。
わたしの2大目標がここに達成されたのでした。

…さて、明日から何を目標に生きていけばいいのでしょう。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 23:23 | コメント (10)

2005年07月10日

美と愛の廃墟

みなさ~ん
東地中海交通安全週間、エンジョイしてますか~?
次の水曜日で終わっちゃいますよ~。
見つけたいものがあったら、
早めに発見して起きましょうね~。


某HG

…失礼いたしました。
彼と郷ひろみさんとのコラボが面白かったもので、つい。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


いや~、
東地中海は遺跡が豊富でいいですねぇ。
といっても、まだほとんど見つけられてないんですけどね。 (笑
でも、これからがとても楽しみになります。

というわけで、今回請けたお仕事は、これ。


キプロスに生まれて

女神のために作った町ってのも、またすごいわね。
何をどう発想したら、女神のために町を作ろうと思うのか、
わたしにはちょっとわからないわ。

でもまぁ、愛と美の女神のためにっていうんだから、
さぞかし綺麗な町なんでしょうね。
よし、これ見つけようっ。

じゃ、さっそく酒場で情報収集~。


そこにいる

ミュリネーあたりが知ってそうって…、
酒場娘がなんで?


わたしは知っている

…あ、そっか。
あなたはいろんな人のいろんな自慢話を、
毎日のように聞かされてるんだっけ。
そりゃあ、いろんなことに詳しくもなるわけよね。
1日にどれだけの数の人の相手をしてるのかわからないけど、
ホント、頭が下がる思いだわ。
だって考えても見てよ。
24時間不眠不休で、
休みといったら1週間のうちに数時間しか与えてもらえないのよ?

1日の活動時間が3時間で限界を感じるわたしには、
ちょっと真似できないわね。
しかも相手を見て、その都度態度を変えてるんだから、
その心労も相当なものでしょう。

さて、キプロス島に行く前に、
ちょっと近場の発掘調査をしておきましょうか。
アテネの東で、美しい壺ってのが見つけられそうなのよ。


あの壺はいいものだ

ふと思ったんだけどさ、
こういった地図って、いったい誰が書いてるんだろう。
教会にある絵画とかなら、まぁわかるわ。
でもこの地図を書いた人は、品物を見つけてるわけよね。
見つけてはいなくても、ありかは知ってるはず。
…自分でなんとかしようとは思わなかったのかしら。

――で、地図の指し示す場所にやってきたんだけど、
見事にイェニチェリLv.17ってのが見張りに立ってるわね。
仕方ない。
なんとか気づかれないように、慎重に接近しましょう。

ぬきあ~し、さしあ~し、しのびあ~し


キンピカです

よし、お宝げっと!
そして案の定襲われたっ。
いやまぁ、ここまで接近して気づかれないはずはないとは思ったけどね…。
でも、これはわたしのよ!
相棒が死んでも渡さないわっ。

じゃ、あとはまかせたっ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


とまぁいろいろありまして、
キプロス島はファマガスタに到着~。
愛と美の女神は、この島で生まれたのね。
なんというかこう、ここにこうして立ってるだけで、
愛と美しさが充填されていくような気分だわ。
まぁ、もともと溢れちゃってるわけだけれど。

さて、情報収集。


像に恋して

なんか、微妙にアフロディテから離れていってるような気がするんだけど、
気のせいかな。
しっかしまぁ、自分で造った像を"本気で"愛しちゃうなんてねぇ。
文字だけ追ってればロマンティックと言えないこともないけど、
想像してみると…、ちょっと怖い…?

アフロディテもそんなピグマリオンの姿を見てられなかったんでしょうね。
ホント、慈悲と愛に満ちた女神さまですこと。

次は…と、
彫刻の話なら、やっぱ彫刻家に聞いておかないとね。


神造形

「よぉくお聞きなさい、パフォス。
  ママはね、実は人間じゃないのよ…」

いっ いやぁぁぁぁっ!
今あかされる、衝撃の真実っ!
ママはパパに造られた石像だった!

…いや、なんでそこで、
町を作りたくなるほどアフロディテに感謝感激なの?
僕が生まれてきたのは女神さまのおかげだ!
やったー、ありがとー!
ってこと?

生きているからラッキーだ?

うーん
やっぱ神話の世界はミステリーだわ。
現代人が理解しようってのが、そもそも無理なのかしらね。

さて、と。
ちょうどファマガスタに来ていることだし、
地図に示された、教会にある宗教画ってのを見つけておきましょうか。


小さな教会

いいわねぇ。
こういうこぢんまりした教会、好きだわ。
こーいうところには、
人の良さそうな神父さんがいたりするのよねぇ。
いるかな? いないかな?

…いないわね、誰も。

まぁいいわ。
いないならそれはそれで好都合。
さっそくその絵ってのを拝ませてもらいましょうかね。


iconの語源

イコン…ね。
なんか調べてみても、
具体的にイコンってのがどういうものなのか、
いまいちよくわからなかったわ。
ギリシャ語で、形とか像とかいう意味を持っている…?
誰か詳しい人、わかりやすい説明をプリーズ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


やってまいりました、ファマガスタ郊外。


とんがってます

遺跡ってだいたい、こういう行き止まりの向こう側にあるのよね。
遺跡調査のお仕事を請けてないと、
なぜかこの向こうに行けない(行く気にならない?)不思議。
んでは、さっそくこの岩を越えていきましょう!


岩戸の向こう側

岩を乗り越えて反対側に出ると、いきなり視界に広がる遺跡。

うぅ~ん ( ゜ー^)
広がるフィールドの中に、目的の遺跡がある。
やっぱこの瞬間が、遺跡調査の醍醐味よねぇ。


名前

女神に感謝して作った町にしては、
思いっきり本人の名前がついてるのね。
もうちょっとこう、わかりやすい名前をつければいいのに。
これじゃ話しの内容がわからないと、
この町がアフロディテのための町だなんて、わからないわ。


石の都

でもやっぱ、遺跡はいいわねぇ。
今じゃここは見るも無惨な廃墟だけれど、
かつてはここに大勢の人が住んでいたのだものね。
その情景を空想するのも、遺跡調査の楽しいところよね。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 19:29 | コメント (1)

2005年07月08日

遠くにありて思ふもの

酒気帯びは当たり前、
居眠りはたまに、な感じのワルなわたしだけど、
さすがにマンガを読みながら航海するのはまずかったわ…。


がつんといっとけ

アテネからロンドンに帰ってくるまでに、
まぁ…、そうね…、3回は座礁したわね…。
いやぁ、相棒がいなくて暇だったもんでさ、
ちょっと読書にふけっちゃったのよ。

ちゃんと座礁しないコース取りをしてたつもりだったんだけどなぁ。
なぁんで思いっきり垂直に、岸に突っ込んでるのかなぁ。
てゆーか、ぶつかりそうになったら警告くらいしに来なさいよね。
え…、してた…?
きっ、聞こえなかったわよ!

みんなも、航海するときは気をつけよーね
お姉さんとの約束だよっ


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


というわけで、
アテネからびゅーんがつんとひとっ走り、
大海戦の投票も始まってるロンドンに帰ってまいりました。
今日も噴水の周りでは、
ポーカーに興じてる人たちがたむろっております。
…酒場よりも賑わってるのはなんでだろ。

そういえば、まだまともにポーカーやってないな。
思いっきりブームに乗り遅れてるわね。
そしてブームが過ぎ去った後に、やっと乗るのよね。
いつものパターンだわ。

さて、東地中海交通安全週間のこの時期に、
なんでわざわざロンドンまで帰ってきたのかといえば、

暇だったから

…じゃなくって、たまってきた発見物を報告しようと思ったから。
もうだいぶ長いこと報告してこなかったからね。
街中を走り回り、アムステルダムまで行って、
たまってたものを全部吐き出してきたわ。

おかげでやっと王宮からお呼びがかかったわ。


用は他でもない

…あっれぇ?
わたしは爵位が貰えると聞いて来たんだけど…。
なんで話がすり替わってるわけ?

あー、出てきた。
相変わらずまぶしいくらいに後光がさしてるわね。
これほどの輝きを秘めた人は、
世界中探しても5人とお目にかかれないんじゃないかしら。
ありがたやーありがたやー。 ( ̄人 ̄)

で、用件は何?
わたしは別の用で来たんだから、
手短に頼むわ。
こう見えてもそんなに暇じゃないのよ。

え、キリングリューが逃げた?
…なにを今更。
そりゃあ逃げるでしょうよ。
下手すれば国家反逆罪で、
打ち首獄門の上、市中引き回しの刑だもの。


逃げた先

イスパニアかぁ。
そうよねぇ。
こないだ亡命できるようになったばかりだものねぇ。
でも、イスパニアがキリングリューを受け入れるメリットって、
何かあるのかなぁ。
何もないような気もするけどなぁ。

で、あなたの話はこれで終わり?
そう。
じゃあ下がっていいわ。

それじゃサセックスさん。
今こそわたしに爵位をちょうだいっ!


こりゃまいった

さっきからいるやんっ ヾ(°∇°*)

んもぉ、サセックスさんったら、お茶目なんだからぁ。


やっとここまで

よっし!
これで今日からわたしは、

ナナリー・ナナスタシア等勲爵士よっ!

わたしと一緒にいれば、
何かいいことがあったりなかったりするかも知れないわよ。
お宝だってばんばん出たり出なかったりするかも知れないし。

いやー、あんたは実に幸せものだ。うんうん。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


ほらほら、アテネに帰ってきたら、
さっそくお宝にめぐりあえたじゃない。
まいったなー。
わたしったら、超ラッキー? みたいなー。


宝…?

… … …

え。

あのぉ、ちょぉっとおたずねしますけれどもぉ、
こういうのは"お宝"って呼んでもよろしいのでしょうかぁ…。
あーひょっとして、
このガラスの破片ってば、ものすごい価値を秘めてたり


手を切らないように

…しないよねぇ。どう見ても。
なに、割れたコップ?
くらいにしか見えないもんねぇ。

…わたしって、ラッキー?

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 17:44 | コメント (5)

2005年07月06日

ナナリーがぁ ナイルの奥地でぇ ラムセス2世にぃ 出会ったぁ

その日、わたしの前にヒーローが現れました。
その名はフォクトさん。
以前、「わたしをナイルに釣れてって~」とお願いしていたんだけど、
どうやらその日がやっときたようです。


英雄の肖像

彼がどれくらいヒーローなのか、
教えて差し上げましょう。

じゃんっ。


そこはイスタンブール

ラムセス2世が造ったといわれる神殿。
まぁ、確かにたくさんあるらしいんだけど、
ここやってわざわざ出てくるのはアレしかない。

そう。

アブ・シンベル神殿っ。

わたしはアブシンベルって続けて書く派。、
でもこの世界では途中で切って表記するのね。

いや~、
まだピラミッドすらこの目で見てないんだけど、
いきなりアブ・シンベルですよ、旦那。
星の数もひぃふぅみぃ… なんと7つもある。
いやぁ、ほんと、いくら感謝しても足りないわねぇ。

この借りはいつか必ず、
見えない形で気づかれないように返したいと思います。
ぺこり o(_ _)o

それにしても、
このお仕事ってイスタンブールで請けるのよね。
てっきりアレクサンドリアとかで貰えるのかと思ってたわ。
ってことは、ピラミッドもやっぱ別のどこかなの?


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


依頼を受けるのがイスタンブールだったり、
途中でヴェネツィアまで行かなきゃいけなかったり、
最終目的地がナイル川の最上流だったり、
さっすがに☆7つともなると、
お仕事をこなすのも一苦労ね。

まぁ、この先の楽しみを考えると、
そんな苦労もへっちゃらなんだけどね~。 (o⌒∇⌒o)

そしてやってきました。
ナイル川最上流の上陸地点の、さらにその奥。
船をおりて歩いていくと、やがて目の前に広がるナイルの大河。
そこからちょっと視線を右にずらせば――


砂の嵐に守られた

見えるのよそこにっ!
この距離でもあの存在感っ。
あれを造った人がどれだけ偉大だったか、
ここからでもわかるわね。


大神殿に住んでいる

この距離でも、
はっきりと4体のラムセス2世の像が確認できるわ。
間違いない。あれこそまさに、アブ・シンベル大神殿っ!


超大物ファラオ

うぅ~ん、ドキドキしてきたぁ~。
早くっ、早くその足下へ~っ。
なんか強そうな敵がうろうろしてるけど、
そんなのは目に入らないわ。
だって、もうここまで来ちゃったら、
見上げることしかできないじゃないっ。


ばばーん

見てよこの迫力っ。


ずばばばーん

これがゲームの画面だなんて、信じられる!?


じゃら~ららら~

恐ろしささえ感じてしまうわね…。
ちっぽけな人間の、とてもとても大きな仕事。
うーん… 感動…。
ここまで来てよかったわ。ほんとに。

あ、そだ。
忘れないうちにやっとかなきゃね。


はっけーん

なにげに写真だわ…。
写真…よね。
なんかもぉ、これだけのものを見せられると、
リアルとヴァーチャルの区別が…。

んで、こうして大神殿を眺めてるところから、
右にくるっと視線を動かしてみると、


でっかいプレゼント

そこには
ラムセス2世が王妃ネフェルタリのために造った、
アブ・シンベル小神殿(またの名をネフェルタリ神殿)があったりして。
まぁ、小神殿っていっても、これはこれで大きいんだけど…。
この位置関係、現実とほぼ同じ
ほんと、やるもんだわ。

愛と美の女神ハトホルを讃えた神殿だから、
ハトホル神殿って呼ばれることもあるみたいだけど、
それってちゃんと別にあるのよね。
それにしても、奥さんに対する溺愛っぷりがうかがい知れるわ。

ちなみに大神殿の4体の像は、すべてラムセス2世。
小神殿の方は2体のネフェルタリ像を、それぞれ2体ずつ、
計4体のラムセス2世像が挟んでいるという構図になってるの。

なんていうか、ものすっごい自己主張よね…。
とてつもないスケールで、
「こいつはオレのもんだぁぁっ」って言ってるみたい。

アブ・シンベル神殿の実際の姿を見るなら、
こちらのサイトがおすすめ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、と。
外はたっぷり堪能したし、
こんどは中に入ってみましょう。


壁一面

おぉぉぉ…。
壁画だぁ…。ヒエログリフだぁ…。

残念ながら部屋はひとつしかないんだけど、
それでも充分エジプトな雰囲気を醸し出してるわね。


絵? 文字?

ねぇ、見て見て。
なんて書いてあるのか、さっぱりわからないわ。(笑
ロゼッタストーンが発見されるのが、18世紀になってからだから、
15~6世紀を生きるわたしたちには、とんと見当がつかないのよね。
…残念だわ。


気になる絵

うーん…。
この壁画はどういう絵なんだろう…。
壁画の見分けなんてつかないしなぁ。
左から2番目と3番目がオシリス神なのはわかるんだけどぉ…。
いちばん右はラムセス2世かなぁ。

んー。
まぁ、いいやぁ。

とりあえず、外に出て記念写真を撮りましょう。


神殿前にて

3人そろって、かんぱーい。
さぁ、次はピラミッドを見に行かなきゃねっ。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 18:50 | コメント (10)

2005年07月05日

ヒエログリフに魅せられて

いよいよやってきました、エジプトです!

東地中海が安全なうちに、
ピラミッドとアブシンベル神殿を見ておきた~いという
わたしの希望は、果たして叶えられるのでしょうか!?

それにしても、この頃(大航海時代)のエジプト文明の扱いって
どんな感じだったんだろう。
ロゼッタストーンが発見されたのは18世紀のことだし、
もう何百年もオスマン帝国の支配下にあったわけだから、
欧州の人々にとっては未知の土地以外の何者でもなかったのかもね。

でも、そんな未開の地に踏みいってこそ、冒険者ってもんよ!
(いや、わたしは商人だけど)
というわけで、まずはエジプトの玄関口、アレクサンドリアに上陸。
とりあえず冒険者ギルドの扉を叩いてみた。


いきなりきたっ

イシス!? 神殿っ!?
のっけからわたしのハートをくすぐる単語のオンパレード。
いいの? そんないきなり~。
もう少し出し惜しみしたっていいのよ?

よぉーし、カイロね。
わかったわ。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~



客あたり

ふーん、客ね。
客って、そこの客?
お客さんは知ってるかもしれないけど、
あなたは知らないわけね?

しょうがないなぁ。


盗掘?

わたしを盗掘と言うのはこの口かぁ~?
しっつれいね~。
このわたしのどこをどう、どんな角度から見れば盗掘屋に見えるのよ。
貴重な遺跡に、そんなことしないわよ。
ただ、ちょっと記念品っていうかぁ、
おみやげ? を持って帰ってくるだけよ。


山賊?

盗掘屋を狙った山賊ねぇ。
そりゃぁまぁ、そういった輩もいるんでしょうね。
ところで、その山賊たちは奪った宝をどうするのかしら。
またもとのようにお墓に戻したり… はしないわね。

えーっと、つまり、
あなたを襲った山賊が、
テーブル岩のあたりに奪ったお宝を隠した。
と、こういうこと?

んー?
なんか、話が変わってきちゃってない?
わたしはね、イシス女神の神殿に行きたいの。
山賊が奪ったお宝なんて、ぜんっぜん…
いやそれほど…、興味はないの…よ。
うん…。 たぶん。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、その山賊に奪われた、
かわいそうなお宝を救出する前に、
ちょうど手元にある地図を2枚、消化しておきましょうかね。

発掘よ、発掘。
見てて作治、わたしはやるわっ。


魂の一撃

おっ、手応えが…。
何か凄いものが出てくるヨ・カ・ン♪


にゃー

ばっ、バステト女神像っ!
バステト女神といえば、
エジプト神話の中でも1、2を争う人気キャラ。
しかも猫耳、猫パンチで萌え担当!
わたしったら、なんて凄いものを発見してしまったのかしら。

2枚目の地図の場所でも、ちょっと面白いものが発掘できたわ。


かびーん

光をとおす縞模様の石、アラバスターでできた花瓶。
実物よりちょっと華やかすぎる気もするけど…
ってゆーか、写真違くない? これ。
ま、まぁいいわ。
とにかく乳白色でとっても綺麗な花瓶なのよ。
さっきのにゃんこ女神像といい、
おみやげにはもってこいのものがボロボロ出てくるわねぇ。

やっぱエジプトっていいとこだわ~。(o⌒∇⌒o)


おぉっと、こうしちゃいられない。
奪われたお宝ってのを取り返してこなくちゃね。
あいや、わたしが奪われたわけじゃないから、
取り返すっていう表現もおかしいか…。
いやいや、そもそもお墓から奪ったのは盗掘屋さんであって…。

えぇいっ、もうなんでもいいわっ。
とにかくお宝を横取りするのよっ。

…あれ?


目的地

見えたわ。
あれがお宝が隠されたっていうテーブル岩ね。
なんともわっかりやすい形だこと。
まぁ、わかりやすい方が目印としては適してるんだろうけど。

しっかし、見張りらしい見張りも、ほとんどいないのよね。
まったく不用心この上ないわ。
泥棒が現れたらどうする気かしら。

さぁてっと、
この岩から何が出てくるのかしら?
盗掘屋さんからわざわざ奪うくらいだから、
それはそれはお金になりそうな、立派なものなのでしょうね。


でぇたぁーっ

こっこれはぁぁっ

エジプト神話きってのママドル、イシス女神像じゃないっ。
ファン垂涎の一品。
そりゃあ山賊さんたちだって、道行く人から奪いたくなるってものよ。
発売初日のプレステ2くらいの人気アイテムだわ。

こんな逸品に出会えるなんて、エジプトまで来た甲斐があったわぁ。
1週間は枕元に置いて寝るわね。うん。
ささ、山賊たちに見つからないうちに、とっととずらかりましょう。
こんないい物を奪われたら、たまんないわ。

ふふ…

ふふふふふふふふふふ

こりゃあ、しばらくエジプトから離れられなくなるわねぇ。

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 20:03 | コメント (3)

2005年07月04日

地中海のいちばん東で

ナナリーを陰で操っている人間は、
何を隠そうエジプト文明が大好きです。
どのくらいエジプトが好きかと申しますと、

… … …

まぁ、そのくらい大好きなわけです。

まだ実際に行ったことは無いんですけど、
死ぬまでに1度くらいは行っておきたいと思ってます。

死ぬまでに見ておきたい建築物ランキング~
1.ピラミッド、アブシンベル神殿
2.サグラダ・ファミリア
3.ノイシュバンシュタイン城

なんかミーハー丸出しね。(笑
でもね、なんか西洋建築って好きなのよ。
西洋のお城とか、遺跡とか。
ぜんぜん建築わかんないんだけどね。

美術品とか絵画はたまーに日本に来たりするけど、
さすがに上にあげた建築物は、
現地か東武ワールドスクウェア(笑)に行かないと見られないからね。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


というわけで、楽しみなエジプトに向かう前に、
アテネでお仕事を探すのです。


世界の王

仲:スルタンってわかるよな。
ナ:いや、ぜんぜん。

知ってること前提で、話を進めないで欲しいものだわ。
イスラムの王?
んー、インドで言うところのマハラジャみたいなもの?
ゴメン。
イスラムで王っていう概念が、
わたしの中からすっぽりと抜けちゃってるわ。
イスラムっていうと、どうしても議長とか大統領とか…。

よし、じゃあそのスルタンってのを調べてみましょうか。
まずはベイルートに行けばいいのね。


にしても、アレよね。
最近、"たん"が語尾につくと、
なんでもかわいい名前に見えちゃって困るわ。
いったいどのあたりが発祥なのかしらね。

スルたん…

うーん
一気に可愛らしさが150%くらいアップしたわ。(笑
よし、わたしの中では可愛い王様に決定。
これなら未来のいさかいも円満解決ね!


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


と、くだらないことを考えてるうちにベイルートに到着。
さっそく休憩所でスルたんについて聞いてみましょう。


偉いんです

…カリフ?
カリフって、なに…?

困ったときは、文献をあさってみましょう。
カリフかりふ…と。

あった。
えーと、
預言者ムハンマド亡き後の、イスラムの最高権力者、と。
ふむふむ、なるほどね。
カトリックにおける、ローマ法王みたいなものか。
キリスト教に例えると怒られそうだけど…。
なんにでも"いちばん偉い人"ってのはいるものなのねぇ。

で、それに認められた権力者がスルタンなわけね。

よし、わかったわ。ありがと。
それじゃ地元の方ってのに、もっと詳しい話を聞いてくるわ。

…ところで、地元の方って具体的には誰?


わたしです

あぁ、町役人さんかぁ。
確かにこれ以上ないくらい、地元の人だわ。

でもまぁ、僧侶が政治に口出しして、やがて権力を得る――
どこの世界もそんなもんなのねぇ。
やっぱ宗教が世界を動かしてるんだなぁと感じるわね。

よし、じゃあモスクに行って、
その遺品とやらをいただいてきちゃいましょう。
何が出るかな?


権威の服

おぉ、やった。
服よ、服だわ。
久しぶりの新作衣装よ。
いやぁ、ここのところ、新しい服に出会う機会がなかったからなぁ。
さーて、さっそく袖を通してみましょう~。
着っ替え~ 着っ替え~

って、…あれ?

おかしいな…。
きっ、着られない…。
ち、違うわよ! わたしのサイズのせいじゃ…っ。

えー どぉしてー o(;△;)o
わたしがイスラム教徒じゃないから~?
それとも権威者じゃないから~?
教えてプリーズ。

… … … ちぇ。

いーわよいーわよ。
どうせ着心地の悪い服に決まってるわ。
さぁ、さっさとエジプトに行くわよ、相棒。
もうこんなところに用はないわ。

…はぁ ( -。-)

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 17:28 | コメント (3)

この夏、もっともアツい海

世界がポーカーに熱狂しているそのころ、
わたしは東地中海を目指していた。

東地中海交通安全週間――
そう。
東地中海全域は、この夏もっとも安全な海になった。

たった2週間だけだけど。

しかし、このチャンスを逃す手はない。
クライアントから東地中海を調査する依頼を請けたわたしたちは、
この安全な期間ならばスムーズに仕事をこなすことが
できるだろうという予測をたてた。


依頼

最初の依頼の内容は、
イタリア半島の街に眠っているという、数々の名画を探し出すこと。
特に狙ってるのは、宗教画。
宗教画っていうのは、だいたい教会にあるって相場が決まってるから、
そこからあたっていきましょう。


隠密

こちらナナリー。
教会への潜入に成功した。
周囲の人間には気づかれていない様子。
これより調査を開始する。

と、ヘビさんごっこなどしながら、教会内を綿密に調査。
まぁ、綿密っていっても、
やることといえば地図をポチっと押してみることくらい。
地図を押せば、たちまちお宝の有りかがわかるって寸法。
ほんと、世の中便利になったよね。


調査

ふむふむ。
この壁際にお宝が眠ってるってわけね。
よし、では早速このダウジングロッドで~。


発見

おぉー。
これはフラ・フィリッポ・リッピ"聖母戴冠"
華やかで綺麗な絵よねぇ。
昇天した聖母マリアが天の女王として戴冠を受けるっていう絵で、
他にもいろいろな人がこのテーマを描いているみたいね。

と、なんか他にも何かありそうな気がするわ。
ちょうどさっき隠れてた祭壇の裏あたりに…


発見2

あった。
シモーネ・マルティーニ"受胎告知" だわ。
このテーマも多くの画家によって描かれてるわね。
まぁ、カトリックの宗教画のお約束だからってのもあるけど。
あのダ・ヴィンチ先生や、ラファエロの描いたのが有名ね。

さぁ、宗教画を求める旅はさらに続くわ。
次に発見したのはコレよ。


発見3

フラ・アンジェリコ"聖母戴冠"

フラ・アンジェリコっていうのは"天使のような画僧"っていう意味なんだって。
はぁ… 天使のような、かぁ…。
いいわねぇ。
わたしも"天使のような"なんて呼ばれ方をしてみたいものだわ。
油断してると姐御とか姐さんなんて呼ばれるんだもの…。
ホント、失礼しちゃうわ。

と、それは置いといて。
この絵の色遣い、好きだなぁ。
薄い感じの青と、ピンクとオレンジ。
わたしの趣味にピッタリマッチしてるって感じね。


~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~∽.*.†.*.∽~


さて、イタリア周辺の宗教画を堪能したら、
こんどはギリシャ圏に移って石像や青銅像の調査よ。

このあたりでは特に依頼を請けるわけでもなく、
地図をもとに発掘調査をしてるだけだから、
いまひとつ作業が地味になるわね。

冒険者は書くことがいっぱいあるかと思ってたけど、
意外とそうでもないことを実感。
やっぱわたしには商人生活がお似合いってことかしら。

なんてことを思いながら地面にツルハシを突き立てていたら、
こんなものを掘りおこしました。


発掘

ギリシャ神話の、炎と鍛冶の神・ヘパイストスの像。
…だと思う。
だって、ギリシャ関係の像って、
どうやって見分ければいいのかわかんないのよね。(笑
ギリシャ神話では、ゼウスとヘラの間に産まれた
ヘパイストスは奇形児だったとあるんだけど。
この像を見ると… どうかしらねぇ。
よくわからないわ。

ちなみに、鍛冶は"たんや"と読むのが本来の読み方。
"かじ"って読み方は金打ち(かぬち)から来てるんですって。
って、そんなことはどうでもいいわね。(笑

この辺りで見つけた、調べ甲斐のある発見物はこんなもんかなぁ。
あと掘り出したものといえば、


大理石


青銅

と、こんな感じ。
大理石とかブロンズとか、いかにもギリシャって雰囲気よね。
いまひとつ由来がわからないのが残念だわ。
ブロンズの女性像っていわれたって、ねぇ…。
みたいな感じ。

さぁ、ギリシャ探索が終わったら、
次はいよいよお待ちかねのエジプトよ!
え? もっと東はどうしたって?

いーの!
わたしはエジプトに行きたいの!
でっかい三角が見たいの!

投稿者 ナナリー・ナナスタシア : 11:16 | コメント (1)